陰陽座 - 歌詞一覧 - 3ページ目 - 歌詞Tube
思う燻べる黒は恣に蹂み
仮初の従かなぐり別るは
流転の果てにて陵されたのは
謦が囁いている
せめてあと一度最期に顔を
旧い縁の田地を蔑し
黒雲を其の身に纏い丑三つに
旅路を行くは一方の畏れを
性なき囀る雑魚にさえ
微睡と眩暈の騒めきの檻で
鬼の哭く音が繚乱と舞い
行き過ぐ亡き身の群を
真白い鬣疾風に靡け爾を
変幻自在の擦れ枯らし
百鬼夜闇を切り裂いて有象無象
風波を裂き徒で漕げ
朝に醒めた顰む征野の白き乙女
闇を住く船に寄せ返す波は
何処かで響く鈴の音に
寄辺無い時も遣る瀬無い時も