鏡五郎 - 歌詞一覧 - 3ページ目 - 歌詞Tube
勅使下向の春弥生
ひとつ枕に身をよせながら
連れは一日遅れて来ると
帯の結び目逆手で締めて
酒じゃ消せない心の憂さも
噛んだくちびる血をにじませて
夢を抱くよにおまえを抱いて
おまえと歩いた人生は
軒下三寸借りうけまして
めぐり逢うのがさだめなら
いっそ泣けたらどんなにいいか
別れたあとの冷酒地酒あれは
俺に甲斐性があったなら
遅れて来た春かみしめながら
遊び呆けて行き着く先は
二千石でも百石ぐらし
情けの糸はむすべても
三味線を叩けば思慕がはじけ
空へ伸びずに地面を這って
からからと木枯らしに泣きながら