神野美伽 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
あなたの頬がまだ甘く
まわり道でもこの世にふたり
あなたは不器用で
わたしが若くて綺麗なときに
浮雲みたいにこのままふたり
男鋼鉄の心意気
沈む夕陽を指で拭きとって
雲はたれこめ鈍いろ海には
紅い灯青い灯通天閣の此処は
風がちぎれる海峡は女が泣く様な
今も昔も昔も今も
荒れて荒れて牙むく北海しぶき
喧嘩御輿は度胸でかつげ
水に流した恋傷なのに雨のにおい
鴎が低く飛ぶ夕陽が窓染める
あんたにお酒を
きっと尋ねたのはそうもどり道
そりゃ死ぬほど恋しくて
泣いてるような三味の音風に
鴎はいらんかい可愛い鴎だよ
帰って来るとも言わないで
雪が舞い込む暖簾の裾に
何十年ぶりだよなコップの
愛しきれないあなたのことを
あんたは きっと弱虫
陽にやけた畳あんたの匂い
酔いざめ 子守唄を誰か
苦労かけたとあなたは言うが
そんなあんたが好きだから
泣くも笑うも人生は
なさけ仲見世雷門に
一寸先は 夕まぐれ
貧しさもつらくない
ドンと砕けて散る波よりも
男には心の駅がある
ぽつりぽつりと降りだした雨に
南 火の国よ 北 雪の国
梅雨を破った七月の
もしもボクが死んだなら
雨はなくても大阪銀杏 ちゃんと
酒も呑めなきゃ女も抱けぬ
雨にこぼれる露地裏あかり
一緒に暮らしたひと冬を
あんたの情を 背中にしょって
離しはしない「離れない
銭じゃ買えないものがある
逢いたくて…逢いたくて…
やっと一息これから先は
冬の厳しさ北風に咲く
あなたの重荷になるからと
漁師が番屋で酒飲む晩(は
しあわせが見えますか汽車の窓
泣いているのか夜更けて
指先に夕陽が沈む
石狩りに凍る北斗よ我が胸を
空海山美しいまま
わたしが螢に螢になって
波がドンと来りゃ 飛沫の花が
めぐり逢えたの最後の人に
まっかに燃えた太陽だから
風になれ波になれ
あんたの形見のこの盃に
北風に凍えてひざを抱き
下駄をぬぎ 足袋をぬぎ
小倉生まれで玄海育ち
わたしの心に浮かべた雲は
もしも10歳くらい若くなれたら
赤ちょうちんが…雪にちらちら
がんと一発張り倒されて
夜桜のトンネルを あんたの
あなたのいない 歌国の
死ぬほど憎いあの人に
雪解け水に猫柳陽は輝いて