夏木綾子 - 歌詞一覧 - 2ページ目 - 歌詞Tube
間口五尺で腰掛け五つ
女房子供を 泣かせるような
傘のしずくを振り切るように
愛の絆の結び目そっと
あんたの船が消えて行く波が
春よ春よふたりの春よ来い
冬の身支度急かせるように
泣き濡れてひとり桟橋
風邪をひくよと傘さしかけて
熱燗一本笑顔を添えて
闇を貫き火柱が夜空焦して
宵に密かに想いを寄せて誰の
こころ細げに雷鳥啼いて朝を待て
追って行きたい行かれぬ理由を
鞄ひとつで降り立つ駅に
いちど限りの人生だから
ごめんなさいと駆けだす露地に
飲めぬお酒を涙でうすめ
やっと見つけた小さな暮らし
あんたのことは忘れんからね