amazarashi - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
通りすがる風景に秋の陽は
愛など無い知らない
はやく涙拭けよ笑い飛ばそう
広大無辺な荒野を遮るものは
この世界に嘘しかないなら
くそ暑い新宿のど真ん中で
いつもの帰り道ふと見上げた
彼女に振られたんですよと
受け取った手紙が増えすぎて
どうかあの娘を救って
今夜生まれてくる命と
小さな雪の粒も積み重なれば
空白みたいな何もない空を
冷笑の365日にずぶ濡れの
その時の僕らはといえばビルの
渺茫たる二十五時風の止む路地
校庭の隅っこで体育座りして
自分嫌いな少年少女
ねえママあなたの言う通り
この地上にあるもの全てが
吹き消される命はテレビラジオ
地下鉄にへばり付いたガム
バイトに向かう電車の中で
君はまだ覚えてるかな幼い頃の
夏、消息不明
駅を背にして右の路地
干からびた栄光が国道沿い
上手くいかねぇやっていつもの
もし生まれ変わったらなんて
僕は泥棒昔の話話半分は酒の
冬が来る前に夜半の波止場で
昨日の夜遅くテレビで
星を盗むオリオン座を盗む
僕らは順応しない
古びた団地の陰が伸びる
上手く逃げおおせたと思っても
取り返しの付かない未来は
木造アパートの一階で
雨が降り始めて僕はふと
過去の連なりのくるぶしに
冷えたコンクリートもたれて頬を
家賃6万のアパートで