THE BACK HORN - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
綺麗に咲けない僕らは
赤いくつを履いた愛しいあの人が
暴力に口づけを理不尽な
答えはいらないそんなの嘘だろう
鼓動が響いた夕闇の中
俺は眠れない女は壊れてる
雨に打たれて風に吹かれて
天国に空席はない鳥獣戯画の
ライオンの髪の毛振りほどく
見慣れたはずの太陽背に
歌の中全てが大げさな顔をして
遙かなる大地を踏みしめて
希望なんて無くても世界は
感覚を失った無気力な理想郷
世界の始まりは泥にまみれた
鏡の無い世界じゃきっと僕達は
黒い翼広げ羽撃くカラスが夜を
神が舞い降りる蛇腹模様の空
その男やらしくてワイフの体中に
カラビンカ雨の中舞い踊れ
永遠の愛なんて欲しくない
誰もがみんな幸せなら歌なんて
何処へ行くんだ赤い目の防波堤
カーテンの向こう側にあふれる光
迷い込んだ砂漠の果て生きる
このダイナマイトみたいな
俺達はきっと思考する魚
夏の終わりの朝喪服の行列が
さめてく夢が夢ならば
シブヤはまるで肉の海だ
この夜が明ける頃俺達は風になる
赤い砂漠をゆく月の旅人よ
俺達はあてもなく産まれた
世界に牙を突き立てるような
溢れ出す人ゴミの中で
黒い大きな壁を歩こう夜明け
ネオンの光螺旋に渦巻く
思い出してたこの街に来た頃
歓声街の風に紛れては響く
共に生き歩んだ日々支え続けて
この恋が燃え尽きて流星に
世界の果てで俺は疲れて
僕が死にゆく時のための
子供の頃に描いた夢、大学生
抜け殻を残してく背中
途方もなくガレキに座ったまま
どうにでもなればいい
あぁ僕らは作られた自由を
時には何もかも陽射しの
白鳥になれなかったバレリーナが
目覚めると俺は夜の底まで
灼熱の街は猛獣ハンターの
戦う君よ世界を愛せるか
旅人は荒野をゆく疲れた
顔を上げて歩いてゆくには
果てしなく続いてゆく大空に
もう帰れない天井裏は宇宙さ
赤く濡れた指先でサイは振られ
この扉ノックする確信のリズム
チクタクチクタク鼓動がこの
何処へ行く青く咲き野道を遠く
街の片隅で泣いている人
釈迦堂を通り抜け宵待ちの坂を
風が吹き抜けて君は永遠に
空の向こう遠い誰かの孤独
人間はカナシイ人間はハカナイ
ダンボールの子猫親は
燃えて震えて赤く染まれば
輝く星空よ全てを受け止めて
夢を抱いて暮らしを背負って
ブルーな人生の主役も楽じゃない
花びらが落ちて季節が過ぎて
人をあんなに愛したのはきっと
何度も何度も胸をしめつける
乱れた後の空しさまるでそんな
何にも始まらなかった歴史の
頭にくるぜしょっぺえ人生
ガラス細工の僕の心
雨上がり夕陽色の飛沫上げ
命の始まりと終わりが同時に
アバラの隙間で風の音がする
光の中行くのなら心には三日月
君にさよならを告げて俺は
夜を写す蝶の羽ネオンが
働け男達よ戦う病んだ魂
この心は何故変わってゆく
夜を抜け出す海沿いを走って
地球の空気を全部奪い去る
最果ての戦場に遠吠えが響く
ブラックホール闇のバースデイ
ああ情とかたまにああ邪魔に
部屋の隅っこも宇宙の端っこも
大暴落の感情はじけ飛び
星よ月の雫よ誰の道を照らす
東の空に光が咲けばいつもと
僕らの足跡残った雪凍える
シャンデリアの雨頬を濡らす
この心が汚れてても吐く息は
熱帯雨林の街は夜の匂い
息を手に吹きかけて歩くオンボロ
水芭蕉を風が揺らし思い出だけ
失くした歌が心にあった
屍踏み散らして尚も又斬る
立ち上がれ死んでも譲れない
ゼロになれ感覚が目覚めてく
純粋になりたかったあの日
人間関係とうめいくもの巣
いつの日からだろうかこんな風に
赤になる信号機止まらない街の
僕らを繋いだ想いがいつかは
悲しい歌を届けている人が
開放の種蒔いてみれば
海を渡ろう虹の橋を架け
この星に蔓延してゆく感情の
ああ鋼鉄の雨が降る血の海で
人類の誕生は終わりまでの
夜の雪は無音の中で
絶望は甘い罠鎖されたその扉