角川博 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
あなたが幸せくれたのに
愛しすぎたら支えきれなく
あなたのやさしい心に揺れて
小雨にしずむ赤坂を
雨の函館女がひとり
宿の番傘二人でさして
別れたくないこの人と
大阪大阪雨の北新地
駄目よ駄目なのわかってよ
男が酒を飲む夜は世間の辛さが
わたし悪い女でした
海を見おろす坂道で
お酒に酔った嘘でもいいわ
汽笛の音にみだれる胸を
あなたひとりの女になると
命までもとあなたにささげた
酒をつぎあゝひとり飲む
添えなけりゃ叶わぬ夢のままで
はぐれ季節に雪ひとひらが
風は木枯らしニコライ坂を
おんな孤独のつめたさ寒さ
女の炎で あなたを燃やし
ひとつ空けてる止まり木は
髪の乱れは昨夜の名残り
波の花散る岬に日が落ちる
前を向いたら行きどまり
揺れる吊り橋小走り駅に
口づけの深さがちがうから
人は情けの情けの川に
みれん涙を手桶で流す
同じ歩幅で歩いたはずが
七夕祭り吹流し別れはすませた
ダークの背広に渋めのネクタイ
時は静かに過ぎて季節を
泣き虫ね私は 二年の想い出を
そうよ女は涙で出来てるの
雪の礫をかためた指に人の
あなたが最初の男じゃない
ドラが響けば棧橋あたり
清き流れの台川に
ひと冬越えれば見えてた春を
染めて下さい あなたの彩に
逃げておくれよ
細めにあけた障子の窓から
季節はずれの蝉がなく熱い
道端の猫ひろい上げ一緒に暮らす
富士川沿いに身延線螢の駅は
お酒は涙の誘い水酔うほど
灯火落とせば見えないものを
瀬戸の大橋 渦巻く潮は
沖で揺れてるあの漁火は
許してください 私のわがままを
別れをつれて しのびよる
波止場のベンチに腰かけながら
まるで傘でも忘れるように
雨の降る夜はさみしくて
流氷岬身をきるような
あなたの背広のちぎれた
私、やっぱり女です