若山かずさ - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
ひと雨ごとに色彩をます花は
あんなちいさな連絡船が
小雨まじりのつめたい風が
泣くのがイヤなら愛さない
風に揺れてる赤い灯が今夜も
笹の葉ゆれる湯舟の窓に
忘れてしまえと山背がうなる
船が着くたび港へ走る
あなたの色に染められて
胸にほくろが ある女は
傘を持つ手にしずくがひとつ
声を殺して 小指を噛んで
宿の便箋かりてかいてます
捜し続けたやすらぎを
遊びでお前に惚れたりしない
あなたの背中に 身を寄せながら
遠い昔は連絡船が
たしかなひとをたしかな心で
雨に濡れるよと肩を抱き寄せる
あなたが愛したその人の
川の流れと人の世を
女は終わってしまった恋は
上手に生きてるつもりでいても
楠の枯葉が散りしきる
何から何まで捨ててもいいと
風が泣く山が騒ぐ烈しい愛の
命ひとつをあなたの愛に
路地に隠れて咲く花にどこか
男が沈めば女も沈む
指先つないだら絆がしみる
汽車が着くたびに改札口で
冷たく澄んだ湖に
あなたに逢えない淋しさを
ひとつ浮雲あかね雲
ついて来るかい行きますと
木漏れ日淡い石段を
静かにお酒を飲む人は
こんなに惚れてもさよならね