竹島宏 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
あなたを奪いたいこころも
だけどおしまいお別れしましょう
過ぎたむかしは忘れてしまえ
かなしいときには空を見上げて
たった一度の倖せがはかなく
あなたが僕にくれた想い出が
濡れたおまえの髪急いで
ひとりで見たよ
古い電車のドアのそば
別れの後の白い萩一つ
風そよぐ昼下がりわたしは
春の雪が降りつつ融ける
曲がりくねった海岸線を
つらいときもあるのに
好きになってはいけなかったのと
雨に降られて匂うのは
恋にやぶれて心傷ついて
貴女がいまも追憶だけを
コモエスタセニョール
別れの夜を残り火の
冷たい指先離しはしないよ
あなたの嘘に身をゆだねたら
濡れて帰って濡れて帰ったら
身のほども知らないでおまえを
かもめ一羽が波に飛ぶ
わたしひとりと言いながら切れて
あんたのことは誰よりも
ひとり黙って新潟へ
古いアドレス帖からふいにおまえの
愛していても救えない
星の降る夜はあなたと二人で
遠いほど想い出が美しく
終着駅列車を降りたそこは
許せない許したい
素肌に片袖通しただけで
淋しくないかいうわべの恋は
言いかけて呑みこんだ