真木柚布子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
幼い頃の夢を追いかけてここまで
まぶた閉じればふるさとが
夜の丸山紅い灯ゆれて
女恋すりゃ千里も一里
踊る輪の中秘かに抜けて
この川をこの川を越えれば
出直すつもりの旅発ちなのに
もみじが紅をまだ残すのに
雪が舞い散る浜町河岸を
惚れて本気で惚れて
あんな男はくれてやる
富士のお山が雪白粉で
瀬音かなしい小紅の渡し風が
ふる里みちのく北上川の
涙も別れも知りぬいた
大阪発のはまかぜで私ひとりの旅に
あの人吉野の千本桜
赤いルージュを吐息で濡らし
思い通りにいくのなら
一度結んだ絆の糸は
いくら好きでも叶わぬ恋に
夜明けの蒼さに染められて
息をはずませ裳裾を乱し
富士に白波朝日を浴びて
硝子の都会を染める夕暮れ
聞いてくだされこの胸のうち
恋は…二人だけのものだから
おまえ痩せたと この肩抱いて
川面に浮かんだ花びらひとつ
一夜泊まりのこの旅は
人生は涙と笑顔の繰りかえし
壊れたヒールぶらさげて
たとえば阿修羅の明日でも
好きよ…どこか…狡いあなたが
翔んでください大きな空を
眠れないから踊りましょう
お酒呑むたび酔うたびに
あなたと暮らしたこの部屋で