牧村三枝子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
さいはての赤提灯に身を寄せる
誰かは誰かを橋のたもとで
こわれた徳利にさす花は
お酒のしずくでつづけて
やってられないやってられない
最初の一ぱいは私につがせて
貯金通帳差し出して
抱けばこの手をすり抜けながら
うわべばかりのあなたの愛に
星も見えない都会の夜は
悲しいね悲しいね雨など
海は荒れてもョ
風邪にたおれたおまえの寝顔
今度生まれかわったらあんたの
昨日まゆみが町を出た
あなただけです私の夢は
お酒が強くなったのは
ひとりぼっちが淋しくて
明日の別れを 知りながら
月洩るる窓の下で あなたを待てば
男の旅より 女の旅は
待たせるだけであの日から
ああ 肩を抱く腕のちからで
国境の長いトンネル
ことしの冬は長いっちゃァ
さくらの姿は女のようね
水にただよう浮草に
遠い稲妻降る雨に胸の赤い血
どうしていいのかわからぬままに
雪はまだ 河原に白く
ご多忙ねご多忙ね
風の音にも やせて行きます