瀬川瑛子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
煙草の青い煙り
あなたの為ならこの命
若様が街道をウォーキング
こころ通わす絆の糸は
浮雲みたいに流されながら
あんた、疲れましたか
お客さんお一人なんですか
苦労くの字に寄り添って
ひとりで生きていた
生まれる前から結ばれていた
苦労が幾重もかさなることで
こんど咲かせる花びらは
昨日や今日の夫婦じゃないわ
窓の外には色とりどりの
うき世しぐれに吹きよせられて
煤の付きようで年季が判る
いのち煌々燃やしてみても
曇りガラスに孤独という文字
いつでも一緒にいられたら
あなたは札幌へわたしは
離縁の理由もきかないで
おまえはほんとにいい子だと
お手紙は女の名前で下さいと
徳利ならべて呑んでみる
ダンチョネの流れる港町で
瞼に雪が積もります
髪を切ればきっとすぐに
人恋う涙があることを
ぬくもり消えた女の胸は重ね着
冷たい雨に濡れながら
俺に惚れても泣くだけなんて
つれて逃げてと言葉にだせず
ひとひらふたひら舞い散る
この胸の根雪も溶けて
夜に咲く花思案橋
燃える不知火お酒に浮かべ
この川のほとりに立てば
燃えるこの肌涙で冷まし
ひとつ越えてもその先に
惚れて惚れてみんな程よく
おにいさんどこまで行くの
神さまが逢わせてくれたこの人と
ほんの束の間あんたを忘れ
ここは浪花の道頓堀です
雨にしめった賛美歌の
恋は女の命なの
すがりつく手をふり切って
ボトルに一輪むらさきの
あれから二年の冬が過ぎます
あんなに大酒呑んでたひとが
結ばれぬ命ならこの川に捨てて
ちょいと兄さん聞いておくれよ
終わった恋の捨て場所を
花と嵐のうき世の河を
鍋と茶碗を揃えただけで
ながれ雲ちぎれ雲あかね雲
港まつりの遠花火誰に思いを
北のはずれの小さな街で
いやだやだやだもう恋なんか
誰だって泣きながら
肩に重たい振り分け荷物
うらぎり浮気のばかをやり
雪をかぶった松の木は
寒いお酒が身に沁みる
あなたがいたからつまずかないで
それが運命の糸とは知らず
これでいいねと宿帳に
悲しい時にも笑う癖