海援隊 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
J・O・D・A・N J・O・D・A・N
君はハンドルくねらせながら
黙っていればいいものを
涙のことは涙にまかせて
あなたを夕焼けの詩にはしない
今は君が眩しく光るよ
ラジオから流れる
暮れなずむ町の光と影の中
踏切りの側に咲くコスモスの
男はやっぱり馬鹿やなと
生まれる前は何処にいたのか
あなたと初めて出逢った町は
風の吹く丘に鐘の鳴るこの街に
雀が庭に三羽四羽縁側で
一緒に過ごした時の長さが
北の緑に身を染めれば
君のお家が遠くなってしまった
街で流行りの恋唄たちは
荒れ果てた時代の上を吹き
心が風邪をひいたようで誰と
眩しい日射しに手のひら翳せば
振りむけば天神ころんで
人のさだめの悲しさは
リンゴの皮をむくように過ぎ行く
ここは四国の八十八ヶ所菜の花畑を
暗い窓から灯を探す
夜明け前の薄暗い道を
貴方が言葉を覚えたのは
蝉が鳴いてるいつからとなく
どうもようこそ今夜ようこそ
さくら散るたびに足もとに降る
東京に殴られて仰向けにひっくり
僕は風よりも土になりたい
見上げた夜空に月がふたつ
濡れた手拭い窓辺に干して
理由も解らず走り続けて
そんなに欲しい天下なら
小さき人よまだ弱き人初めは
陽差しのようにあなたはやって
お母さん、今僕は思っています
夕暮れの空まで真っ直ぐに
春ははるか南の海の彼方から
こんなところで翼をひろげ
遠くまで見える道で君の手を
鳥はじぶんを鳥とは知らず
昔僕が僕らしく流す涙を
月は東に流れ夜明けを知らせる
遥か遠き海の彼方に麗しき街
舞い上がる鳥たちは
東へ走る夜汽車の音に
へミングウェイをひとりきどって
季節はずれなのはほととぎす
春の終りの夏の始め
桜の花満開の下ランドセル二つ
今日から僕はまっすぐに
荒れ果てた時代の上を
お風呂あがりに夜空見上げて
産んでくれてありがとな
生きてゆくのは闘い
浜辺で拾った小さなこの貝殻が