森昌子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
命がいつか 終るように
あのころのふたりのアパートは
約束した日はもう近い
わたし話すことは何もなくなった
船が出る出る船が出る
雨の降る夜は何故か
濡れた髪の雫が頬をつたい
あのときあなたとくちづけを
わずかばかりの小遣いを
もしもあなたの中に弱虫がいた
涙がとめどなくあふれ
娘盛りを無駄にするなと
心は主さん一人のものと
やせたみたいね おかあさん
私が生きることに悩んでいた
おばさんおばさん待っててちょうだい
こんな日はあの人の真似をして
白くこぼれる花を見て
あなたの背中の揺り籠は
胸にしみる空のかがやき
幼い頃から あなたのことを
どこへ帰るの海鳥たちよ
明日という字は明るい日と
右に灯台左に鴎
森のみどりにひとすじの
雁が来る頃紅く咲く
おはよう寒いねとあのひとは
泣いてみようか笑おうか
ひゅるひゅると風が吹く校庭に
あれは秘密の夏の夕ぐれ
お前が大きくなったなら
すがりたいすがりたい
窓をあければ雪景色
海鳴りないて荒れる夜は
人は誰も生きていれば知らぬ間
小雨の下宿屋の窓
祭りが過ぎたら町に
鎌倉の坂道を父と行く昼下り
白い画用紙に描いてた桜の絵
さようならはこころを翔び立つ
この道をともに見つけて
シクラメンシクラメン
下町の青い空空を写して
かなかな鳴いてるひぐらしが
かあさんぼくも男です
あなたの娘であるうちに
お兄さんと甘えてた…
誰かが誰かを愛してる
淡い初恋消えた日は雨がしとしと
洗濯しましょう心配ごとも
北の岬に咲く浜茄子の
白い手紙びりびり引き裂いて
別れの季節の
とても小さなしあわせ
恋した娘はなぜだか知らず
お元気ですか突然ですが
いつの世でもかわらぬもの
空は青いよ翔んでけ
朝の改札ぬけた時
きれいな月が海をてらし
あなたの手のひらに
どこへ行くとも言わないで夜明け
今まで愛した誰よりも
海に浮かべた笹舟さえも
女は頬杖ついていた
風邪をひいてる私をだいて
私は十七の春を待つ乙女
水かさ増した川沿いを
晴れたり降ったりまた曇ったり
バラ色の未来があるから
彼岸花咲けば 秋深く
今年の春の雛人形は
私のいのちはあなたと決めた
せめて涙をぬぐってほしい
私に故郷がふたつ出来ました
あの人に逢いたくなって
あなた紅花を知っていますか
ほお紅を水で落してみたら
静かに静かに手をとり
忘れたふりするふるさとは日傘
一人暮らしも慣れたよなんて
夕顔つんだら雨になる
冬の花が終る頃の風のつめたさ
淡いりんどう咲く道で
恋に破れたわたしの膝に
若草が萌えるころ逢いましょう
たとえあなたの愛が終わり