松前ひろ子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
たとえば私は炎の鳥かも
命すり身を真実で和えて
呑みたいあなたの悔しさ辛さ
嵐のあとが雨になり
鯛の刺身のわさびの辛さ
晴れの門出のはなむけに
霙 北風しばれる夜はいても
さよならさよならさよなら
板戸一枚生命をはった
津軽海峡吹く風が
うつむきかげんに咲いてる
裾を乱して急いでみても
影でいゝのよあなたの影で
泣いて甘えるあなたがいたら
伜に嫁きて娘も嫁った
ごめんなさいねお客さん
背なかを合わせてあばよと
流氷吹雪がひと冬荒れて
好きで別れた人ゆえに
水に油をひと粒落としゃ夢が
人が生きると言うことは
酒場の二階の四畳半
支えを失くしたこの胸に
梅の小枝でうぐいすが
器量がいゝから芸者になれと
夕陽の小みちで手と手をつなぎ
母が居たから私がいるの
あなたの瞳のぬくもりが
逢いたいあなたに逢えない
晴れて娘を嫁がせて
襟におくれ毛湯上りの
登り坂下り坂そしてもひとつ
いのちを惜しむ私なら
あなたと一緒に死んでも
おまえのどこに惚れたのか
夫婦って愛ですねあなた仲が
ひとりでは生きては行けない
涙分け合い生きて来た
人は誰でも一生一度花も嵐も
ひとりが辛い世の中ならば
苦労するならこの人と