新沼謙治 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
鰊が獲れたあの頃は俺も女房も
俺じゃつくれぬお前の笑顔
北は寒いからね春は遅いさ
今来たよこの故郷へ
お前と別れて放浪らう心
夢が叶って良かったと
若かったあの日の誓い
春はたき火の燃えのこり消えた
とじた瞼のヨー向うに浮かぶ
風と波の音にゆられて
恋心風とともに…
いやな事は忘れろよ
故郷の空は夜明け前ま白い山
うつむきかけた貴方の前を
みなと盛り場西へ流れて
一つ一つの色を持ち
今日も仕事の始まりだ
おまえが泣いて泣いているような
一人 コップ酒故郷思う夜は
さよなら雨の日に
遥か遠い北の空 何処の町で
酒でふさいだ心の傷に
俺の名前で故郷の母に
ちっぽけな自分に ため息
つま先に雨旅先の雨気まじめ
北の旅路の行き着く先は
夕陽に羽を染めて何処へ行く
津軽の海よ竜飛岬は
汽車を待つ君の横で僕は
くわえ煙草の赤い火が指で
どこに落として来たんだろ
島のあいだを舟が行く
小石につまずけば全てのものが
山女焼いてる囲炉裡のけむり
爽やかな朝靄の中を
北へ走ろうお前と二人
初心と純との初恋は
冬に女がひとりでいたら
愛していてもどうにもならぬ
嫁に来ないか僕のところへ