山口ひろみ - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
明日の決まった人生なんて
人眼ひくよな派手さはないが
縁という名の出逢いがなけりゃ
ハアー天のめぐみの陽をあびて
男と出会って愛するたびに
あなたに傘を差しかけられて
さあさあさあ道をあけておくれ
送る人ない女の旅に従いて
枝葉の落ちた柿の木は静かに
好きよ好き好き好きなのよ
降り出す雨の時計台あの日も
生まれた時から女には背負った
未練の涙かこぬか雨ひとり
駅まで下りれば海峡が
ようやく海明け流氷が北へ戻った
花と嵐の人生を今から歩いて
あなたと出逢って初めて知った
北の女をくどくなら
船は男の度胸で捌く浜は女の
雪の匂いは津軽の匂い
甘えてええんよからんでええの
赤い赤い赤い夕陽の波止場に
すがた形じゃ好きにはならん
見えぬ所も手抜きはしない
あなたあなたあなた一人が
春は二度来る三度来る
生きるこの世の近道よりも
薄い灯りの裏酒場飲めば
今来たばかりとあなたが微笑う
くずれる肩に雪が降るみぞれ
暖簾を仕舞うその肩に
渡る世間の向い風胸に冷たく