坂本冬美 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
星のない夜がさみしくて
ビルが見える教室で
愛したひとはあなただけ
私酔ったみたいひとりじゃ
この世に神様が本当にいるなら
遥か昔瞬いてた小さな星が
茜にそまる西の空に家路を
追い風吹けば波に乗れ
煙草の空箱鶴に折り
泣きながらちぎった写真を
どうせ死ぬときゃ裸じゃないか
どうせ死ぬときゃ裸じゃないか
舗道にのびたあなたの影を
雨がやんだらお別れなのね
男なんていくらでもいる
女にゃ見えない夢追いかけて
安奈おまえの愛の灯は
Ahhはじめて会った時から
浮世荒波 ヨイショと越える
おとぎ噺じゃ日も夜も明けぬ
まるで異国へ旅立つような
恋破れ夢破れ今宵もまた
よせと言われりゃなおさら燃える
まるで私を責めるよに
よくかえったねごはんできてる
何があろうと嫁いだ先の
女がひとりお酒を飲むときの
躰は大丈夫かい元気で暮らせ
負けて拗ねるなよ世間
天を睨んで牙むく龍に
天にもらった財宝の山を
縦に割ろうと斜めに斬ろと
意地を通せば情けが枯れる
日本の男は身を粉にして
一度担いだ苦労の荷物
淀の水さえ流れては
こんな日はあの人のまねをして
お気に入りの唄一人聴いて
俺にさしだす傘のしずくが
殿の無念を晴らしもせずに
海峡に降る雪をひとり見つめて
白いコートの襟をたて
青嵐に吹かれて
あの人のことなど
脱がされた靴のころがる行方を
貴方はもう忘れたかしら
つぎの北国行きが来たら乗るの
吹雪がやんで雲間が切れて
次の世の我が子の幸を祈って
なんだどうしたじたばたするな
合わぬ辻褄無理矢理合わせ
雨は夜更け過ぎに雪へと
ワクワクキラキラ暮六ツ小町
化粧なんてどうでもいいと
愛することに疲れたみたい
かすみか雲かこの恋は
恋しくて泣き出した日々など
外に篠突く雨音続く
ひとりがいいなんて
好きだから好きだからほかに
私の泣き声さえきっと
男ふりだしないないづくし
終わる筈のない愛が途絶えた
好きでお酒を飲んじゃいないわ
その後お変わりございませんか
どんな試練が待ちうけようと
もう終わりだね君が小さく
別れっぷりが おとなだなんて
哀しみの裏側に何があるの
上り下りの船の汽笛が
ひと幕芝居のはじめはいつも
大切なものは何だと聞かれて
足音もなく行き過ぎた
ひとりでするのが片想い
妹よ夜ふけにそっと何処へ行くの
あなたの影を踏まないように
恋する女は夢みたがりの
あなたに抱かれて
一人で想う秋はもう深く
夢の終わりが近い夜空に
春の嵐に降りこめられて
紅い沈丁花グラスに活けて
枯れたすすきもいちどは咲いた
おんな盛りさ化粧はしても
冬の陽だまりふと翳す手が
もしもお前が男だったら
生まれた故郷もおふくろの名も
そしてまた会いましょう
風の中のすばる砂の中の銀河
好きなのにあの人はいない
幾つあっても足りない命バカを
覚えてる?あの日のことほら
あなたはすっかり疲れてしまい
笑顔千両おんなは器量
淋しがりやの男はみんな
汽車を待つ君の横で僕は
古いアルバムめくりありがとう
波音が響けば雨雲が近づく
人は一代笑うも泣くも
幸せが住むという虹色の湖
ざんざざんざと浪が散る
表ばかりじゃ世間は見えぬ
欠けた徳利に鱈子のつまみ
腰までのびた長い髪
あなたがもういない部屋に
男と女惚れたなら別れる時も
播磨灘から瀬戸内づたい
ついて行けないわたしの過去を
あいそづかしの言葉がダメな
私の帰る家はあなたの声の
逢いに来ないで夢はいや
肥後は火の国よ恋の国
心に響けばすべて景色は
流れる川の水面に映る
北風に吹かれて野に咲く雑草の
風鈴の小さな音色が
夏の陽射しも木枯しも
沖じゃ名うての暴れん坊が
さようなら船で帰るあなた
かじかむ指に息をかけ
網を引け引け網を引け
牡丹の様なお嬢さんシッポ出す
窓にひとすじの光り夢にうかぶ
シャワーのしずくくすぐった
俺でいいのか悔やんでないか
女の方から通って行くなんて
最後の夜も同じ街角で
十年一度の大漁を待って
朝露が招く光を浴びてはじめて
まっかに燃えた太陽だから
弱音はいたら勝ち目はないさ
函館は出船入船わかれ町
夏を見送る港祭りの夜は
乳房の夜叉を隠してみても
トンネル抜けたらそこは雪国
雪のひとひらがわたし
連れにはぐれた鴎が一羽
窓に漁火イカ釣り船か
青春のいのちを無駄にして
あんたが夢屋と名付けた
指のつめたさうなじの細さ
逢いたいほど泣いて
赤い鼻緒がぷつりと切れた
あれは二月真冬で流氷だけで
どしゃぶり雨にもろ肌脱いで
恋なんて乱れてナンボのもので
日が昇り日が沈む
もっと勝手に恋したり
朝が来て目が覚めて今日を