原田悠里 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
雨雨の声よ泣かないで
添えない運命の二人でも
風の噂に誘われながら訪ねて
いくつ越えてもその先に
雨に打たれて散り急ぐ
ひと雨ごとに彩づきながら
さよならまた明日って
大糸線に揺られて着いた
りんごの花咲く木の下で
船が出る度泣きじゃくる
心にさびたおまえの傷を
短い春を待ちわびてあなたと
右へ曲がって左に折れて
外は細雪こころ春ごよみ
高層ビルの灯りの粒は
いつかあなたに着せたいのです
湯煙に目隠しされて
流れて故郷もう遠い
貴方を死ぬ程愛したことは
いつか幸福くるだろうと
あきらめた愛なら二度と
暴れ太鼓よ風を呼べ
私ひとりがこの身を引けば
雪より白く咲く花が凍えた風
ねぇあなたしのび雨ね鎌倉の
波間に浮かぶ海標を知って
雨にかすんだ御岳さんよ
雨にかすんだ御岳さんをじっと
雨よなぜなぜ私を泣かす
幼なじみのあなたと会って
女ひとり生きています
あなたを失くして私の胸の
こころの笹舟は流れて行けば
酔ったふりして寄り添えば
ひとつの恋が終わるとき
あなたは言うの俺と一緒で
愛されて生きる倖せよりも
風が冷たい湖畔に立てば
一年に一度でいいから
真冬の寒さに耐えてこそ
紅い椿の花咲く季節
木枯しがヒュルヒュル泣く夜は
何かひとつの言葉でも
ふたりで歩く雨あがりが好き
雨にうるんだ赤い灯が
甘えた分だけ苦労をすると
母のやさしい手枕で
雪見障子に赤々ともれるかがり火
そっと襟あし撫でてゆく
逢いに来ないで死ぬ気で
赤い鞄には手書きの譜面が
能登から涙が追いかけて
眠れないほど悲しい夜に
倖せだったら女がひとり手酌で
雪また雪に みちのくは
港桟橋埋め尽くし雪が
流す涙がお芝居ならば
遅い春でも 根雪は溶ける
湯島通れば思い出す
この俺捨てて行くのかと
おもかげは青い月心にゆらゆら