八代亜紀 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
きっとあなたといつの日か
あなたにめぐり逢えてから
扉が開くたびに夜の気配
他人ねいまのあなたは
寒い夜汽車で膝をたてながら
覚えていてよねえあなた
ふりむけばどこかに
恋のあぜ道歩いてきたわ
赤い灯が水面に揺れている
天神囃子ききながら
マリコの部屋へ電話をかけて
やさしく見えても女の道は
この指をはなしたら
こころの海を船がゆく
ごめん…なんて
雨に打たれて消えるなら
ふともの想う横顔やズシンと響く
セピア色したハネムーン写真
古い酒場に来てみたらタバコで
心が忘れたあのひとも膝が
涙枯れても夢よ枯れるな
泣かずに待てと
あなたに逢えぬ悲しさに涙も
海猫が鳴くからニシンが来ると
泣かした事もある冷たくしても
手縫いの浴衣あん男はおりゃ
幸せはいらないあなたが
歌へや歌へや泡沫の夢幻や
汽車にゆれながら
まるで一枚の絵を描くように
あんたはあほや夢ばっかり
あせらずにゆくのゆっくり
あんたによく似た広い背中の
北の町ではもう悲しみを暖炉で
体に残る傷でさえ
ひとりで生きてくなんて
汽車を降りて歩けば風とすれ違う
泣き声あげてひとは皆生まれる
朧月夜は男に似合う
青い炎に燃えつきながら
なんで私を女になんか
港のまちに住む人に
好きな男のぬくもりは ふるさと
お前のためならこの命
こんな哀しい女の涙知っているのか
女の夢は捨てたけど
一度でいいから人並に
この世に生まれた不思議
おんな港町どうしてこんなに
雨にうたれてこぼれた花を
悲しみ色したお酒に混ぜるものは
風が吹きぬけるピアスの傷穴を
振り子のように悲しみの法則は
注ぐひとと飲むひとと
恋し恋しと羽根を噛み
かたいきずなに想いをよせて
遠く思い出つづればまるで
白樺 青空 南風こぶし咲くあの丘
あなた変わりはないですか$ 日毎
肩につめたい小雨が重い
水の流れにこの姿を写し
激しいばかりが 恋じゃない
あなたと私のさだめの川は
恋ってつらいものね
枯葉散る夕暮れは来る日の
たとえ一夜の契りでも
抱いて下さい 命も息も
この広い宇宙のかなたで
山の淋しい湖にひとり来たのも
傷ついたこゝろざし
東京21時最終ひかり
夜の中洲は思い出ばかり
捨てちゃいやだと私が泣いた
逢いたい逢えない愛しい男
この道はあなたと来た道
雪が降る雪が降る
あなたを愛してはいるの
電車に乗るといろんな人に
哭いているような長崎の街
いつも世間の色恋沙汰には
逢いにゆきたい逢うのがつらい
ENDINGの曲が終ると
他人を妬まず羨まず心を豊かに
ふらり降りて枕木踏めば
不知火ともしに帰らんね
海原渡るそよそよと風に吹かれ
酒よ酒よ酒よあんたが男なら
恋に切なく降る雨も
待たせてごめんと手をあわせ
ここに生まれ時をかさねて
北の最果ての宗谷岬にも
ここは通天閣のお膝元どこより
ダンスはうまく踊れない
やさしい人と暮らしています
上野発の夜行列車おりた時から
好いた女房に三下り半を
デスティニーラブデスティニー
流れ流れて東京をそぞろ歩きは
とおりゃんせとおりゃんせ此処
あなたはすっかり
だから分ってほしいのとそっとからんだ
青い空に浮かぶ白い雲
あなたの命の ともしびが
男が男であるために
赤いネオンに身をまかせ
あなたひとりにかけた恋
長崎長崎みなと町
好きで別れた人だから
夜の新宿裏通り
星の数ほど女はいると 私を捨てた
帰らないでと すがって泣けば
あなたのために守り通した
雨降りだらけの
ガラスの靴を脱いで
鉢植えの水仙を買ったのは
漢江の赤い月
ひろい東京にただ一人泣いて
きれいな瞳をしたおまえが
あなたの好きな手料理だけ
お酒はぬるめの燗がいい
ヘッドライトが大橋わたる
流されて流されて
ひとり暮らしに慣れたのに
泣いて大阪御堂筋
別れることはつらいけど仕方が
窓の外セントラル・パーク
たとえば男のブルースは
遊びという字が服を着て
風に吹かれる浮草よりも
ミスターサムシングブルー
ここでいっしょに死ねたら
酒を浴びせて グラスを砕き
こんな私も 春には都会で
背のびして見る海峡を
あんな男と言いながら
吹雪地吹雪背にうけて海は白刃
手にはあなたのぬくもりが
雨の降る夜は心もぬれるまして
吹雪いたらアア道がない
冷酒でいいのよ コップでいいの
煙草持つ手が似てたから
雨が降るから逢えないの来ない
あの娘どこに居るのやら星空の
淋しくないかいうわべの恋は
沖の鴎に
馴染みのお店で並んで
誰も知らない夜明けが明けた時
あいつと冬には別れてみせる
男命をみすじの糸に
別れた人に会った別れた
せつない恋ですふたりの恋は
雨の黄昏時に肩先濡らし