あさみちゆき - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
時代遅れの純な愛が妙に
きっとあなたといつの日か
季節はずれの雪が舞う夜
愛を染める桜と書いて愛染桜
昨日の夢を追いかけて
故郷の夕焼けは柿の木に
仕立ておろしの浴衣着て
一日は長いと思える時も一瞬
姉さんはいつも華やかで
あの日失くした思い出が今夜も
箸袋ひらいてさらさらさらと
ごきげん如何ですか会社づとめ
春には桜が咲き小さな命が
永福町で電車が停まる
明大前で途中下車して
永福町で電車が停まる
青い海を見つめて伊豆の山かげ
聖橋に灯がともりニコライの鐘が
夜の雀はどこで寝るきっと
眠れない夜は窓辺にもたれ
おやすみ東京タワーあなたも
黄昏れてオレンジの街に雪が舞う
こんな華やかな街の中だって
歌えないのかカナリヤはそれとも
あなたに出逢ってこの胸の
夢はみじかいさめればつらい
今夜あなたに嘘をつく好きな男
肩につめたい小雨が重い
赤い金魚が欲しかった私は
何も知らずにあなたは言ったわ
ひとり寝の部屋の中乾いた空気
華やかなポスターをひきちぎる
もう何年経つのでしょう?あなた
いくつかの盆が過ぎいくつかの
十五は胸を患って咳きこむたびに
泣いたあといつもほかほかの
五番街へ行ったならばマリーの
しあわせは笹鰈
ビルの谷間の三日月に
キザな女と呼ばれても愛した人
ハイヒールのかかとが折れて
北の最果て能取湖の短い秋を
うすい座布団一枚で
飢えた狼みたいな瞳をしていた
電話するよと言ったから死ぬまで
線香花火チリチリと松葉模様
小肌を切って熱燗二合それと
あなたは深夜のコンビニで
騒がしい日曜日の商店街
純愛がぶつかれば時に傷つけ
坂道の喫茶店
街灯の下で読むラブレター
トンボになれない竹トンボ
十年ぶりに降りた駅想い出
今は夏そばにあなたの匂い
二人して壁にもたれて片膝
雲よ流れてどこへ行く人は
どうぞお先にお通りなさい
赤いリボンじゃ隠せない細い
みぞれの年の瀬に帰る故郷が
ひとつ日陰のワンルーム
月に向かって歩いたら袋小路の
泣きたいときは空を見るよ
瀬戸内海のかたすみにぽつんと
お正月がきてすこしばかり
人間って何だろう?
人間はひとりの方がいい
昨日大人に扱われ
夕やけに鉄棒の影がのび
そこにあるから追いかけて
夜空に花の満開を眺めて暫し
黄昏はむらさきに
悲しいドラマにすっかり飽きて
咲かない恋の行く末を
風に吹かれ花びらは
たった一年たたぬまにあのこも
想い出さえも吹き飛ばす
おさな子の手にくるくると風車
浴衣の柄の赤とんぼどこへ
憎い恋しいあの人は
どこかで失くしたピアスを
恋はみじかい夢のようなもの
お誕生日おめでとうございます
何年ぶりでしょうバスに
十四の春に教室で机を並べた
さみしくなるとふと来てしまう
十五で覚えたため息は二十歳の
祭りは火の色笛太鼓
誰もが一度は思うこと時を
どちらへお出掛けですか
涙がポロリとこぼれて落ちた時に
酔いどれて靴をぬぎあなたの
くちべにつけた十六に
誰かが円舞曲を踊っています