谷山浩子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
わたしは夢みるからくり
MAYそんなにふくれないで
この世に生まれおちたその
心はまわるお月さまだから
テーブルの上ささやきかわす
白くきらめく氷の世界
町の広場踊る影法師
あなたを見ていたのよいつでも
会いたくて会いたくて夜の中
心澄ましてみつめてごらん
あたしの恋人は飛行士で
きみのことを誰も覚えてない
あたし悲しいあやつり人形
幼ない頃に母さんに聞かせて
もぎたての秋風が貨物列車で
ぼくはかたちいろんなかたち
夜明け前の透きとおる風
キノコの上の芋虫は淋しさを
きみこの間改札口で誰かを
ずっときみとこうしたかった
おいしくおいしくたべよう
歪んだ王国にぼくたちは住んでる
おうちでピョンかくれんぼ
どこか知らない町知らない
あかいクレヨンいちばんさきに
誰だってみんな優しい人ばかり
遠い思い出の空にただよう
遠い思い出の空にただよう
おひるねしましょうこねこに
引き出しを一つ開けても
おやすみぼくの大好きな人
冬空遠い彼方から僕の上に
かおのかたちのかおのえき
眠りの中いつまでも暮れない
ふるえる風が区切るたそがれ
怖いほどに輝く真昼の空
やさしい人の面影を
空にうつれ水に響け空気に染まれ
明け方の月が僕の夢を
わたしの父の仇恋人
日暮れの雨に濡れている
河のほとりにふたり坐れば
にぎやかな都会の景色は
きみは見上げていたね見えない
涙の雨が降る天球儀の中を
好きだとささやく声が少しだけ
手をつないで歩こうよ月明かり
それから76億年ふたりの
みつめているうちわかったことが
真夜中ひとりで黙っていると
真っ白な冬の曇り空黙って
わたしの知らない森の中で
夜空を動かすぜんまい
はれたあさのニワトリは
二億年生きていた恋人の種
オルゴールの箱の中に
僕の手に触れてみて
あの日空から不思議な雨が
なりたいものはたくさんある
終電はなぜ混むの通勤の時間帯
何気ない町の角をふと
幸せの予感それは紅マグロ
あなたは誰をみつけたの
真夜中目がさめたおへやの
丘の上から見わたせば
指を空にひたせば心までも
タイタニア恋をしよう素敵なロバと
通りを行きかう人影もなく
わたしが動くのはただ風を起こす
ひとひらの光る雲の中から
春のおわりの夕焼け空に
青い春のせせらぎを水をけり
夜めざめれば窓のかなたに
きみの小指の先から邪悪な
月が投げかける木立の影を
冷たい水の中をきみと
思い出してこんな風も凍る
夕闇迫る雲の上いつも一羽で
紀勢本線各駅停車
いく度目の春か帰らない
午前5時ノ新宿駅長イ
淋しさのかたちをした月が
時の少女が心をのせて
風は吹いて日射しが翳る雑木林
おはようここはトマトの森です
鳴いてごらんCuckoo
ゆらゆらスープの海を
なんにも言わない海よ
そこの少年ちょっとお待ちよ
人魚は歩けないあなたは歩ける
猫が行く猫が行くぴかぴかの
オハヨではじまるマタネで
ねこねこでんわねこのかお
サンマの花が咲いている
やさしい歌が聞こえてくるよ
走れメロス希望の道を
あなたの影を踏んで歩いた
はみがきしましょしゅしゅっ
目が醒めて横見るときみがいる
夜空を細長く切りとる月明り
明け方の窓にうつした青空
明りの消えた真夜中の街
悲しみだけが胸をふさぐ夜
大きくひらけた大地の上を
真夜中に目が覚めて
ボクの胸まるで固すぎた果実
しのつく雨放課後の校庭で
地球の形にしなる長い長い
かすかな鈴の音通りを横切る
ひかりの中で見えないものが
教室の窓から見る秋は
新宿の地下道の壁から出てくる
寒い夜暗い部屋ひとりぼっち
今日は天気も荒れ模様
夏のパレードが足早に通りすぎ
きみの中の商店街をきみが
何かが変わりはじめてる
風のことばがきこえないきみは
打ち捨てられた星屑のような
輝く富士の嶺より高く大空翔ける
闇に走れば暗い田んぼの
あなたにここで会えてよかった
暗い山の彼方から流れてくる
心僕をのせて飛べ夢の彼方
はれた日にはまどをあけよう
温かな明かりがともる
初めて逢った時にひと目で
ラ・ラ・ルウラ・ラ・ルウ
リカのポケットはいつも
六月は二人で青い傘さして
愛してくれないままわたしを
わたし帽子あなたに似合う