交わる空の色鮮やかに
栗色の髪をゆらして君は僕の
花散る風の中で手のひらを
あなたの髪あなたの指
叶わないと知っていても
風が通りすぎる道をそっと
秘かに降り出す午後の
太陽の階に届くような
まだ遠い少年の頃
最後の荷物をかたづければ
冷たい夜に紛れ服を着替える
ゆるやかに風の色がさめてゆく
遠く離れて暮らすことが
黄昏に解き放たれた夜の波
So many time I've tried大切に
窓際にもたれて見下ろす街を
マゼンタに染まるデッキに
ダテに決めたスーツの胸に
Get back to the Love He will
夏の香りが消えかかる街で
誰もいないビルの中
脱ぎ捨てたシャツには君の香りが
このドアの向こう側には
真夜中にそっと開け放した
誰の声も気にしないで
いつもの通りに見慣れた朝が
わかっていたわ今朝の電話
今街もそっと眠る
幾千の日々越えて走ることに
Baby I'll call you 待つのは
暮れる陽射しを浴びながら
埃舞う道の果て雲流れる
太陽の眼差しが雲間にかかる
さあ手をのばして6月の風の
夕闇浮かぶ光がそっと一際輝く
潮風が吹き抜けてゆく
泣かないでたとえそれがどうにも
夜明け前ただひとりだけ
彼方から真夜中の空に昇り出す
想い出すあの夜の君は微笑んで
波の吐息の中想い出を
砂糖まみれのドーナツの穴から
舞い降りてきた冬に追われた
時はいつも同じはやさで流れ
あなたの胸に伝えようか
POLE TOWN通り過ぎゆく
夜中過ぎ突然のコールは
Ah-Ray Ah-Ray Ah-Ray
窓辺に広がる高曇りの空
いつも通りのエアポート・ライト
Realize感じてる移りゆく
通り過ぎればすぐにも七色の
穏やかに過ぎてく午後のテラスで
流れる夢を引き裂くように
静かな夜のCapeに抱かれ
If it was up to me
誰も知らない間に変わり果てた
遅い電車のドアにもたれて
茜色の夜明けにひとつ
夏が今年も街包みだす
海辺の街にあかりが灯りだせば
波が光はじく季節
どこまでも続くFree Way真夜中を
あいそつかしの笑顔のこして
真夜中揺さぶる気紛れな君の
まだ早い宵の口街灯かり
Twilightドア・ミラーに映った
空を貫くビルの波
夕陽が沈みだす夏を連れ去って
銀色の月灯り街を照らすと
どれだけの言葉でも癒せないこと
誰にも叶えられない
しどけない夜の吐息に眠る乙女
誰の感情ものみ込んで行く
暮れかかる空 紅く染まる
月が波間に浮かぶとあたたかい
When the moonlight's shinin'
いつもの場所で君を待つ
見つめてたいいつでもときめきが
窓から吹き込む9月の気配に
どんな時でも人は苦しみを
その手の中に握り締めた
あの日終わりを告げた季節を
見知らぬ街翳にしゃがみこむ
太陽ヌミプトゥサヤ島々照ラシ
花を踏みつけることは
さよなら一言だけでいい
ただ想い出だけに
去り行く全てに目かくしのまま
仕方がないと言いきかせても
君に他の誰かがいたこと
君の大切なことが他の誰かの
花の舞い散る舗道には
彼方Orionの三つ星の間から
夜が明けてゆくその前にあなたは
真夏の時開が吹き抜ける風に
雨の日にも風が吹く夜もあなたを
あなたの部屋に通うこの道
二月の海を君は見たことが
真夜中のKissをためらって
もうあの日からとぎれたままの
暮れて行く七色の通りで見上げ
もうどれだけの日々を
こんな寒い夜に君は今ごろ
乾いた風が背中を押しても前に
触んないでって女が叫んでいる
月のように星のようにこの暗い
誰もいない部屋の片隅
ただ何も言わずに過ぎて行く
だから最後に Kiss Me Girl
写真立ての中から
忘れ去った日々が窓を通り抜ける
何も返せないこんな僕を
飛べない鳥の目をしていた
真昼のビル風とため息の中
昨日までの冷たい風が温む
誰もいない砂浜で影を見たんだ
いつも通りの街ただひとり
そびえるビルの間から
空っぽの通りに響く
風が吹いている誰もいない
僕の部屋の窓からは
6月の風がドアミラーに
夜が明けて行く 空の彼方から
朝から鳴り響くNoiseあ~また
窓にもたれかかると髪を掻き
待ち合わせの時間に遅れた
夕闇が静かに舞い降りてくる
最後の旅に出かけよう