西方裕之 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
西方裕之 の新着歌詞
戯れでしたかあの夜は
幾歳月をくぐり抜け
あの頃の俺は何も知らずに
お前ひとりを泣かせはしない
あの頃の俺は何も知らずに
夕焼けがやけに目に沁みる
波止場でひろった女の子
誰の残り香あなたの枕
むらさきしぐれの路地裏は
最後の力ふりしぼり
妹よふすま一枚へだてて今
宿の浴衣藍染に触れればたちまち
果てしなき海の彼方に
松本を過ぎると空気が冷たい
波に打たれてさまよう舟は
風の噂にひとり来て湯の香
幾歳月をくぐり抜け
岸に寄せ来る流れ木も波を乗り
人に言えない古傷は生きてりゃ
男なら男なら福沢諭吉の
酒のしずくはおんなの涙
おまえを一人で死なせるものか
はじめて背広を着たその日