船村徹 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
空にしてって酒も肴も
ぐっすり眠れたかい疲れはとれた
思い出したんだとさ
雨の夜にあなたは帰る
吹けば飛ぶよな将棋の駒に
昨夜も君の夢見たよ
想い出に降る雨もある
春には柿の花が咲き秋には
人の世の坂ころげ落ち
波の谷間に命の花が
昔のままにお前を抱けば
あなたの憎くさといとしさが
生みの親より育ての親の
城あとにひとり登れば
志津子と呼べば霧が流れる
波の小唄に三味線弾けば
新宿は西口の間口五尺の
流氷とけて春風吹いてハマナス
巷の唄はどんなうた
もうちょっと想い出があったら
想い出の想い出の湯の街あかり
ここから出たら母に会いたい
花は美しく散りゆくもの
母のいない故郷は風の村
おふくろも親父もみんな
破れ単衣に三味線だけば
愛し過ぎれば別れが来ると
坊やごめんねゆるしてね
雪の原っぱにぽつんとひとつ
髪のみだれに手をやれば
故里を想いださせて降りしきる
故郷の蒼い月夜に流れくる
酒があたいに惚れたのさ
泣けた泣けたこらえ切れずに