美空ひばり - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
何年ぶりでしょうお元気そうね
雨潸々とこの身に落ちてわずか
遠く別れて泣くことよりも
夜の波止場にゃ誰あれも
春と別れて花は散り秋と別れて
会うということはなんて
あああの顔であの声で手柄
山の牧場の夕暮に雁が
あの日の船はもう来ない
誰かと私私と誰か仲よし
傘をかしげてふとすれちがう
雨の夜来てひとり来て
涙にむせぶよに椰子の葉が
がみえたよフラフラフラフラ
おまえがいるから
今日も暮れゆく異国の丘に
三宅出るとき誰が来て泣いた
あなたにもらった手紙をあつめて
どこかで誰かと別れて そしてまた
あなたに聞いてもらいたい
愛しいあなたよわたしが死んだら
やるか帰るか二つに一つ
お前はホイ姐ごはホイ
雪になったとあなた掌に
山のカラスも日暮れの時にゃ
どうしてうたうのそんなにしてまで
潮のみちひに思いを寄せる
雨にぬれている赤い灯が
君はやさしい愛の太陽
誰もいない誰もいない
笛にうかれて逆立ちすれば
墨絵ぼかしの日の暮れ
月に一声ちょいとほととぎす
花の絵日傘くるりと廻しゃ
北の街ではもう悲しみを暖炉で
吹けば飛ぶよな将棋の駒に
あれを御覧と指差す方に
花はさいても他国の春は
旅の落葉がしぐれに濡れて
花が女のこころなら
花の絵日傘くるりと廻し
俺にきめろよ迷わずに
私のとなりのおじさんは神田の
思い出をつめた鞄を左手に
めざめたら私は横になっていた
雨か嵐か勤王佐幕今日も
女ひとりが生れた日から
恋にゃ惚れぬが根性にゃ惚れる
めぐり逢えそで逢えぬよな
うるわしの海はうつつにも夢む
男こごろはうそばかり
生まれて父の顔知らず
まぼろしの影を慕いて雨に
涙じゃないのよ浮気な雨に
人は誰もただ一人旅に出て
風が泣いてる日暮れの風が
噫…酒のやさしさ苦っぽさ
つらい涙はふかずにずっと
カタリカタリやさしあの言葉
カッパおどりはブギウギ
青い夜霧に手をふって
ひとり酒場で飲む酒は
丘のホテルの赤い灯も
覚えているかしら私の髪が
知らず知らず歩いて来た
関東一円雨降るときは
母は来ました今日も来た
十八娘の緋鹿子の手柄が
人にゃ見せまい女の涙義理と
君の名はとたずねし人あり
赤いランプがマストにともりゃ
夾竹桃の咲く頃にあの人は
富士の高嶺のきびしさは
あの娘可愛やカンカン娘
くちびるに花帽子に雨
ちょいとお待ちよ車屋さん
いつでもいつでも黒でした
きっといつかは君のパパも
こころおきなく祖国のため
剣は相手を倒せるけれど
いのち一筋芸一筋で勝つか
君まぼろしは消ゆるともひとの
くらしの涙を笑ってかくし
あなたが好きだからいつまでも
枯葉散る夕暮れは来る日の
風が哭いてる海峡に あなたが
嵐も吹けば雨も降る女の道よ
雨が静かに降る日暮れの町
ヤホーヤホーこだまは歌う
誰もおしえたわけじゃない
山の淋しいみずうみにひとり
これが最後の一本よ
何もかも僕はなくしたの
いつも苦労に負けまいと声を
ねえお願いお願いだから
誰が捨てたか紅薔薇の
恋の残り火港の灯り
あなたの夢を見て思い出が
生まれて今日まで耐えてきた
北の風吹きゃ北をむき
アイアイアイアイカンタイノジョレ
つよくなろうとつぶやいたそんな
雨をみつめて飲む酒は
吐息まじりに微笑った
波の小唄に三味線弾けば
落葉の舞い散る停車場は
春の港に着く船は白い香りの
知床の岬にはまなすの咲くころ
俺の言葉に泣いた奴がひとり
若い笑顔に潮風うけて
ああ大空も大空も真実一路
赤いネオンのしぶきに濡れて
私の涙の水溜り写してながめた
一度決めたら二度とは変えぬ
指であやつる将棋の駒も
なんど逢ってもただの人
好きになってしまったわ
親の許さぬ恋をして濡れたみさお
目を閉じて何も見えず哀しくて
歌のうの字はうれしいうの字
愛あなたと二人花あなたと
天を揺がす砲声に
ここは御国を何百里はなれて
一番乗りをやるんだと力んで
君がみ胸に抱かれてきくは
恩賜の煙草いただいてあすは
盃かさねて泣く夜でも夜明けを
私の心は雪冷たく凍った肌に
旅のたそがれ知らない街で
浴衣のきみは尾花の簪
花も嵐も踏み越えて行くが
時時がすべてを流してくれると
夜の荒野に鳴く雉の哀しい声
皆さんおそばはいかがおなじみ
りんごのふるさとは
いつも二人で遊んだ小川
ハア涙ぬぐってあとふりむけば
歌も楽しや東京キッド
時には母のない子のように
貴様と俺とは同期の桜同じ
男一途にやるぞときめて
肥前長崎港町異人屋敷
沖をこぎゆくあの小舟
風は心を責める唄雨は昔を
野崎参りは屋形船でまいろ
函館山から立待岬
かすりの着物赤い帯提灯
霧のむこうの桟橋でやがて
これこれ石の地蔵さん
紅をささないくちびるは
花にからまる背中の龍に
花嫁は夜汽車にのってとついで
これをあげるわおたっしゃで
船の汽笛を子守の唄に聞いて
ほらほら釣鐘草が土から
人と夢とが寄りそってなぜに
人に教わることもなく
私はあるいて来た幼いあの日から
ひとりで寝る時にゃヨー
おお寒い冷えるわねえ
ハア花が咲いたよ踊りの笠に
お見かけ通りの渡り鳥
そろたそろたよおどり子そろた
赤いセーターでランララン
カンダカグミノカアサン
風まかせ風まかせ流れ旅空
港ヨコハマ浜の灯もみんな昔の
佐渡の荒磯の岩かげに
粋な振り分け一本刀つばめ
波止場だよ汽笛だよしぶきだよ
さあさ歌えよみんなで歌えよ
恋は盲目というけれどそれで
わたしはドドンパむすめ
むせび泣くよな汽笛の後で
みどりの丘こえて小人の森を
船のランプを淋しく濡らし
じれったいほどあの娘のことが
日和下駄日和下駄何処へ
あなた忘れる 旅だけど
窓のガラスにくちづけて
まぶたをとじて
手紙を書いたら逢いたくなった
客だ客だと笑わせやがら
星の流れに身を占ってどこを
坊やごめんねゆるしてね
祭り花笠牡丹の花が
髪のみだれに手をやれば
よしてちょうだい憐れみなんて
星空の下を二人だけで歩き
徐州徐州と人馬は進む
吾れにニ天の剣あり
娘十八□紅させどわたしゃ
小倉生まれで玄海育ち
はるかな空の彼方から夜明け
浮いた浮いたと浜町河岸に
目ン無い千鳥の高島田
これはお楽しみ
勝つと思うな思えば負けよ
敷居三寸男が跨ぎゃ
春になると恋が目芽え
ふらふらふらとさあ行こう
星はまたたき夜ふかくなりわたる
男の子度胸ははがねの味よ
風が舞うのか お龍の声か
リンゴの花びらが風に散った
赤いリンゴに口びるよせて
男命をみすじの糸にかけて
忘れえぬきみの面影抱く夜は
勝って来るぞと勇ましく
そっちが抜くならこっちも抜くぞ
島田のかつらに長襦袢
うるわしきみずのほとり緑
青いお空にぽっかりと白く
花が咲いてる高原の丘の道
別れても別れてもありがとう
窓を開ければ港が見える
私にお酒を 注ぐ時の
わたしゃ糸屋の器量よし
夢にはぐれた女の末は
わたしは街の子巷の子
かなしい景色ならば塗り替えて
眠れ眠れわが魂よ雨の匂い