立樹みか - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
漁場の鬼と呼ばれていても
なにわ夜風に誘われりゃ
あなたがいるからこの世川…
人は誰でもうたかたの
あんた追いかけここまで来たが
勝手だね勝手だね
北風に震えて咲いている
おなごはヤマセに
風が唸れば津軽が揺れて
戻って来てよ私のとこへ
あばれガツオを追いかけながら
日本海から寒ブリ下りゃ
雨に濡れてた紫陽花を
どこまでどこまで落とされようと
夕日が切なく 涙を染めて
恋をたち切るつもりで捨てた
おんなの涙を散らすよに
こぼれて落ちたあなたの嘘を
天を揺さぶれ情炎太鼓打てば
怒涛逆巻く大海原に
倖せあかりは半分足らず
男なら誰もそうだろ
男が世間に起つときは
あなた居なくても生きて
あなたの恋の噂なら笑って
流れ女はヨーお酒が友だちさ
帰り支度の横顔が
惚れりゃとことん惚れぬき通す
ゆるむ指輪を右手で隠し
眠れぬ夜はあなたのシャツを
ひとり手酌でさいはて港
あなた好みの服を着て
幕が幕が上がれば
転がるように並んで座り
甘えていいのよ子供のように
泣かずに見送る約束を
あなた残したこの酒に
待っているのに来ないひと
あらくれ漁師の背中には
小倉生まれで玄海育ち
仕立ておろしの 法被を着せて
懲りて覚えた酒なのに酔えば
酔えば漕ぎだす一夜船
風の便りもないけれど
酒場の窓をふるわせて海が荒れ
あれから三年帳尻合わせ