田端義夫 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
夕焼こやけの赤とんぼおわれて
何が哀しい浅間の鴉
妻になれない仲でもいいの
波に夕日を大きく染めて名瀬は
名瀬の港の夕波月に誰を慕うて
雨々雨だよやけに降りやがる
泡盛のうまれたくにを知ってる
雨は止んだに晴れたのに
春まだ浅き戦線の古城にかおる
あれを御覧と指差すかたに
三重城の丘にのぼってあの人を
男いのちの純情は燃えて
波の背の背にゆられてゆれて
肩で風切るマドロスさんに
広い宇宙の片隅で独りぽっち
銅鑼が鳴るさえ切ないものを
十八のくろかみをほどかせた
情け知らずとわらわば笑え
港出る時波止場のかげでエノサ
小島離れりゃ船唄で今日も
奄美なちかしゃ蘇鉄のかげで
親子三代 昭和の産れ共に語ろう
笑って死んだ 父がいた
いつのまにか冬が過ぎ夏も
花は花であるように人にそれぞれ
福木の中で鳴いてるチョッ
長き黒髪に唇よせれば
燃えて咲きますデイゴの花は
古いアルバムめくりありがとうって
川は流れてどこどこ行くの人も
娘さん惚れるならツイた男に
咲いて名もない花がある
二見乙女やー花ならば蕾
真帆片帆歌をのせて通う
戦死やあわれ兵隊の死ぬるや
八重のふもとを吹く風に誰を
名残りつきない果てしない