河合その子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
街灯の影揺れる映画館に
南風のショールに抱かれながら
夏の前の淡い陽射しが
DAY DREAM DAY DREAM
坂道下りた脇の花屋の
溜息をついたみたいに霧雨が
帰らぬわたしを待ちつかれて
電話のベルは嫌いよ特にこんな
風になれるかもしれない
誰もいない波打ち際に
落葉のクレッシェンド
起こさないように右の腕を
窓に集めた夜明けがブルーの
雨上がりの海は銀色さざ波に
恋のカレッジリング誰も
街はパドドゥ 甘いパドドゥ
空の星屑みたいに都会を囲む
彼を乗せたバスが消えてゆく
シャングリラが見えなかった
あの日の夢なら海に沈めた
遥か彼方の水平線夕暮れの海
夏の予感運ぶ鴇色のたそがれ
ピアノの前に来ると指が覚えて
雪の妖精と讃美歌もみの木を
受話器の向こう側きまずい顔が
ため息さえも隠してる
香りが残る小瓶に詰めた
夜の空に星がひとつまるで
冬の海辺に打ち寄せる真赤な
さよなら恋人たちよ約束の
ガラス張りの夏空ちがう街の
鳶色の丘を越え草なびく