梅沢富美男 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
たとえば曽根崎心中のあれは
悲しいよ悲しいよ忘れられない
独りが辛い世の中ならば二人で
不意に大地が割れて深い亀裂の
血の色よりもなおまだ紅い罪の
色は匂へど散りぬるを
陽の当たらぬ道の途中で涙が
どうせはかない夢だったの
事情も聴けない別れが今夜は
はらりはらりと雪が降る
ポツン灰皿にアナタいつ来るか
花びら触れる愛しさで
せんじつめれば男と女
風下にいつもいたよ
広い世界にただ一人
北の空から舞い散る雪に
雪の前線が近づいた街で
たそがれに時に男の影は
ヘッドライトが星とすれ違う
いまはあなただけの女と
泣いちゃだめ泣いちゃだめ
出会いの時の高鳴りは
初恋はさくら草二度目
あれは昔というほどの
真昼の陽射しを遮るカーテン
グッと来ましたここに
恋のからくり夢芝居