来生たかお - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
少しだけ疲れた顔で君は静かに
シャープで早い君の言葉耳元を
あなたにひと夏心をあずけ
陽ざしまで君は連れてくる
翡翠色に思い出鳥の羽のよう
ある日真紅のダリアを胸に
夏の日の海の町飛び散る
どうしてあなたは涼しげで
ちらりと覗くウィンドウ
目の前で君のふさがった両手
サヨナラは言わないで
黄昏来るたび時折せつない
君のまぶたが今にも溶けそう
眼鏡の奥澄んだ眼で
夜の鏡の中風吹き抜ける映る
ひとりきり青い空と海見に行く
都会のうつろいに身を任せても
雨上り窓辺にたたずみ
今年は海へ行きたくない気分
いつもより君の笑顔弱く見えて
走る電車のドアには無言の
恋する女は夢見たがりの
空回りのレコードの傷んだ針
恋も二度目なら少しは上手に
深く眠る街消えやすい星たち
前向きの別れなどありゃしない
ひと皿の苺を分け合い
ため息ひとつあなたがつくたびに
笑顔の君にいつもやすらぐ
美しすぎるとそれだけで
ホームに降り立ち渡る風が
昨日今日明日夢見て時は
キャバレーのネオン花咲く
汗ばむ室内ただうずくまる
涙ぐむのはガラじゃないと
たそがれに君はためいきを何度も
足元くすぐる波さえ
できるだけ遠く思い出は投げて
そよぐ風の向こうに思い出
何もかもがまだきらめいてる
いつまでも世間知らずで
別れは門出だろうせつない
物語は始まったばかり街の中
サヨナラまばゆい夏の影夜空の
霧雨にラブソディ流れてる
メロディーが出逢いから流れて
ほろ苦い麦酒の泡がグラスに
バラの花の一輪で心がなごむ
いつでも違うあなたがいる
突然に心吹く風つらぬいて
街路樹にもデコレーション銀の