杉良太郎 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
人生楽ありゃ苦もあるさ
酔えば夜風に昔が見える
運命に負けたわと泪の置き手紙
アカシヤの花の下で
たとえひと時のやすらぎ
泣いてすがるお前を道端に残して
若気のいたりで勇み足
生命に終りがある
胸にくいこむ夜の風あの娘の
海猫が鳴くからニシンが来ると
やいやいやいやい無理が
あいつとも別れたお前とも
乾いた街の片隅で
明日があるよでないよな運命
銭の重さと涙の重さ苦労天秤
泥をつかんで歩こうと
紙のこよりじゃ魚は釣れぬ
酒粕をなめて酔ったふりする
子供の頃俺は淋しそな
そんなに好きじゃなかった
親も知らない情けもしらぬ
この坂下りたら海から風が吹く
持って生まれた運命まで
辛い時には拳をにぎり
役者役者というけれど
こんなに別れが苦しいものなら
茜色に染まる町並みつめていれば
生きていたならいつかは負ける
私は神様に手紙を書きました
あなたがいのちと帰る背中に
愛しながらも言いだせず
白い氷柱で 死ぬことも
たどりついたら岬のはずれ
昨日ひとりの男が死んだ
海道名物数あれど
霧にけむる港に立ち口笛を
いまでは指輪もまわるほど
切りもせぬのに血をふきあげる
古い女と言われても
殺し文句に酔わされて
秋には枯葉が舗道に
渡り鳥どこへ流れて行った
泣くのはやめておくんなさいよ
山背が吠えて雪をつれてくる
何があなたに見えますか
いつか死んでも名を残す
うまれた時が悪いのか
知床の岬にはまなすの咲くころ
どぶ川にも花は咲く浮き草にも
やると思えばどこまでやるさ
今この幸せを詩にして
人を愛して 人はこころ
神戸泣いてどうなるのか
ひとめ見れば幸せそうで
暮れゆく街はセピア色人の群れ
別れてくれと云う前に
花がやさしい小さな花がむごい
誰が呼ぶのか誘うのか
ふるさとの空はいつでも晴れて
ついて来るかい何も聞かないで
つばめは来るか今年も来るか
おまえの指のつめたさに
流れ流れて東京を
夕日の街にたたずむ
左の腕が 今朝はしびれる
もう誰も愛さない
おまえが傷ついたら血の涙を
かなしい男の寂しい歌が
人恋しさに凍える夜は
ふるさと遠く都に向かい
苦労をさせたね泣かせたね
花が女か男が蝶か
出船入船若松のゴンゾ稼業
この世界で起きている
去年より冷えるから気がかり
肩にそっと置く手にも
冬には春を待つように男も女も
人のいく道数あれど好きで
うらみっこなしで別れましょう
むかしの女に
別れることはつらいけど
まだ明け染めぬ山河に向かい
年をとったら出しゃばらず
街角に佇めばそれは舞台の
軒下三寸借りうけまして
飛んで飛んで足を広げて
何を信じて生きればいいと
ふるさとを聞くな生まれも
今も昔も人はみな一期一会と
わずかなお酒酔いにまかせて
京都にいるときゃ忍と呼ばれた
小倉生まれで玄海育ち口も
あっという間の人生なのか
ききわけのない子だね この俺を
人は斬れても空ゆく雲と
あしたの夜明けを呼ぶために
あなたがその気なら
絹雨が降り足が止まる虹が出て
初雪が山に降ったとの君の便り
軽い寝息の横顔に窓から
悲しさまぎらすこの酒を
肩のうすさと ほつれ毛に
他愛ない諍いの煩わしさを
さても満座の皆様へ
なまじ半端の学問など要らぬ
夕日が沈むころ海辺に