成世昌平 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
ひとりお酒を注ぎ足す毎に
欠けた徳利に五分咲きの
母の涙を振り切って
氷雨が窓打つそのたびごとに
ふるさと捨てて この街で
雨がね雪がね肩にふりかかる
おおさか、あドシタ、
波の彼方に隠岐の島飛魚が
波の彼方に隠岐の島
紅蓮炎に落ちてもいいと
出合い頭に赤提灯で
雪が降るカモメに
雪を戴く人形山に緑に浮かぶ
咲いた寿永遠の文字
女の夢とあなたの未来
喧嘩をするな子供たち
今日は関宿あしたは他国
逃げて来たのかこの江戸に
お岩木山に残る雪
老舗の味は若旦那さんの
朝靄はるか深山の里の
なみだ酌むよなわかれ酒
立山に両の掌合わせ
春よとまれこの手にとまれ
毎度おおきにどないだす
スイスイスイと番のつばめ
顧みて想うのは花咲く春の
泣け泣けと雪が呼ぶ
小首を傾げて飲む癖の
この家の娘が婿取るらしい
ふるさとの四板が通り名
みちのく湯の町育ちには
この幸せがいつまでも
笠は端折り裾からげ