市川由紀乃 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
おまえと呼ばれたうれしさに
愛の深さとくらべたら
過ぎた恋だと笑っても口と心は
裾を洗って荒波が寄せては返す
吠えるよに波が逆巻く
琵琶湖のほとり妻として
胸でうず巻く命の炎抱いて
気負いすぎればはたかれる
雨が降ったら濡れましょう
男の肩越し窓越しに一つ二つ
最果ての港に雪が降る
あなたのそばにそばにいられたら
あなたの駅に戻れぬように
明日の船でもいいはずなのに
離れ離れに座っても揃って
裾にからんだ小さな砂を
日陰に咲いても花は花
義理と人情を秤にかけりゃ
あなたと流した涙の数で
赤城の山も今夜を限り
酔えば言えるの胸の中
この桜吹雪咲かすも散らすも
お前達者でナーあんたも
咲いてかなしい萩の花
旅を一緒にする気でしょうか
辛くなるから見送らないで
今日日寄らば大樹の陰とか
死んでいた朝にとむらいの雪が
四角四面の世間とやらを
明日か今日か落城は
八里歩けば草鞋も切れる
一人に重たいあなたの荷物
惚れた弱味かあの娘の
丸い世間を四角に生きて
城も取れます男なら器量
敵となるならお家のために
袂でかばう頬を打つ能登半島
どちら向いても千両笑顔
この世に吹いている無情の風が
あなたひとりのまごころだから
一重に咲く花が散った
娘盛りを渡世にかけて
懐かしい歌が聴こえる
散りぬべき時知りてこそ世の
愛を失くして生きられるほど
恋のいろはは誰からも
一目見たさに故郷に戻りゃ
ハアー生まれ関東武蔵の
なんで逢っては呉れぬのですか
親の仇の情けに生きる
あなたどうしてわたしを捨てた