島津悦子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
花の灯りがこぼれてゆれて
愛に命を 縛られながら
女ひとりの運命の川は
離れていたって心は一緒
愛されつづける自信はないの
大人同士の恋は秘密が
恋に疲れたその涙そっと拭って
辛く尾を引く別れの汽笛
雨の熱海で待ちわびる
女には心底惚れてる人のため
雪が降ります白い白い雪が降る
蛇の目の傘で人目をさける
男は引きずる昔のことを
泣いて昔が返るなら
点してください命の限り
花嫁人形のようにきれいだぁ
あなたとふたりで来たかった
女の涙か雨が降ります
惚れて惚れていりゃこそあと追い
子どもの頃から心に決めた
頬寄せて瞼をとじて
恋の初めは誰だって
結城つむぎの袖振るたびに
捨てて忘れて あきらめて
花の緞帳さらりと上げりゃ
叶う夢やら叶わぬ夢か
雨のとばりにとじこめられて
明日の別れを哀しむように
一つおじゃったもんせ鹿児島へ
貧しさに負けたいえ
女なんてさ女なんてさ
苦しまないでね私のことで
あなたを追いかけて縋ったら
店は狭いがこころは広い
ちょうちん一つ椅子五つ
かぞえきれない季節のなかで
馴染んだ指輪を三日だけ
憂き世の長雨無情に耐えて
雨にしめった賛美歌の
水の流れと人の世は
人は誰でも身体のなかに
流す涙は乾いても淋しい心は
波止場しぐれが降る夜は
愛し合ってもつらいのと涙ぐんでる
逢うたあの日は七月十日
眠るあなたを起こさずに
燃える 命を あずけても
髪のみだれに手をやれば
こんな寂しさおいてゆく
浮いた浮いたと浜町河岸に
笑顔ばかりで生きられたなら
いままで頑張りすぎたから
酒はこの頃 もっぱら家で
雪はまだ河原に白く
雪のかおりに 胸つまらせて
宇治の流れに迷いを託し
信じていました来て下さると
ひとり口紅拭きとりながら
行ってはいやですもう
指の先からこころまで
恋にはぐれた女が流す涙の雨が
愚痴さえ言わずに凍えた夢を
酔って羽目でも外さなければ