島津亜矢 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
なつかしい痛みだわずっと前に
おれに命をくれという
惚れて惚れて惚れていながら
梅の浪花で産声上げて
花と嵐の青春を涙と共に
あなたを想っているずっと
悲しみがこの都会を濡らしても
愛の甘いなごりにあなたは
泣くなよしよしねんねしな
幾百千里離れても俺の命
ここへ来て外を見て
あすなろあすなろ
負けるものかと云いながら
女だてらに故郷はなれ
嵐の夜明けに漁に出てそれきり
いい日ばかりは続きはしない
日暮れ港に花火があがり
男度胸の人生を土俵ひとすじ
あなたに聞いてもらいたい
山は御岳川なら天竜
風が頬うつ雨が泣く
歌なんて無くていいもの
赤い地の果てに
甘い恋などまっぴらごめん
五体に刻んだ赤銅色のシワが
果てしなき海の彼方に
おなご雪浪かいくぐり岬がくれに
不幸の匂いがわかるのか
背のびをしたって向日葵に
越後筒石親不知
なんで実がなる花よりさきに
北の街ではもう悲しみを暖炉で
生まれ火の国あとにして
波に頭をぶんなぐられ
吹けば飛ぶよな将棋の駒に
苦労かぞえりゃ八十一の
戻れない… 戻らない
利根のしぐれか瞼が濡れる
あゝ鐘が鳴るあれは生命
利根の利根の川風よしきりの
噛んだ唇 したたり落ちる
ひどい!ひどいじゃございませんか
踏まれても踏まれてもまた
辛い季節を くぐり抜け
花の都でせつないときは
ひとり寝はそっと茂兵衛に逢いたくて
吉さま恋しやホーレヤホー
女は恋に生きるもの憎らしい
散りぬべき時知りてこそ
涙残して別れるよりもいっそ
右は有明左は八代海ふたつ
男いのちを纏に賭ける
泣くになけない涙のつぶを
命追われて力も尽きて
心の闇を照らしてくれる
呼んで呼んでみたとて届かぬ
西陽のあたるアパートで
あの日の空を覚えてる
想い出よありがとう
山に山風野原に野風親の心に
燃えて火を吐く男の夢に
ながい道程歯をくいしばり
二十歳にゃ二十歳の色があり
口紅が濃すぎたかしら
白い流氷船首で分けりゃ
どうせ別れるつもりさ
最後にかあちゃんと話しをした
そらぁときどきゃ俺たちも
元気でいるか街には慣れたか
私は泣いたことがない灯の
風は優しくそよと
光り輝く表の顔を
ひとり酒場で飲む酒は
ハーバーライトが朝日にかわる
やっと店が終わって
あきらめましたあなたのことは
川の流れと人の世は
知らず知らず歩いて来た
ひとりだけのとき誰もいない
影か柳か勘太郎さんか
母は来ました今日も来た
愛の渦潮逆巻く未練
いのち温めて酔いながら
親の血をひく兄弟よりも
波の谷間に命の花が
肩につめたい小雨が重い
やくざ稼業は因果なもン
御新造さんえおかみさんえ
意地の筋金一本通し
ちょいとお待ちよ車屋さん
黒百合は恋の花
江戸は夕焼け灯ともし頃に
愛することに疲れたみたい
あんたの背を止まり木に
けがれなき者よ
さみしさのつれづれに
淡紅の秋桜が秋の日の
一番船には親が乗り
浮名を流す蜆川小春冶兵衛の
僕らはきっと待ってる
忘れてしまいたいことや
天使がそっぽ向いてる限り
佐渡へ佐渡へと流れる雲に
今日日寄らば大樹の蔭とかいう
真綿色したシクラメンほど
駿河名代の次郎長さんは
生まれ深川住吉育ち
お国訛りを嗤われてなんど
千里を走る虎より
おなごは泣いても許して
恋する女は夢みたがりの
愛と舞台にこの身を任せ喝采
やると思えばどこまでやるさ
人間やってりゃ何事も
目を閉じて何も見えず
義理の重たさ背にしょって
私のお墓の前で泣かないで
津軽の海を越えて来た
枝を張るのはまだ早い
雪の降る日も雨の日も
人間おぎゃアと生まれて
百里千里を歩いても
清水港の名物は
かぜさそふはなよりもなほ
風の中のすばる
月がわびしい露地裏の屋台
忠治!御用だ!御用だ!
月のあかり背にうけて
りんごのふるさとは
いま私の願いごとが
堅気嫌ってやくざになって
三味に女の命を込めて
しぐれ街道夜風に吹かれ
思い溢れて来はしたが思い
雀雀都会の雀雀雀夜明けの雀
何をくよくよ川端柳どうせ
親に貰ったこの血の中を
人を押しのけ出世のできる
木曽の生まれよ仲乗り新三
こよなく晴れた青空を
よされよされとしばれて積もる
飲めと言われて素直に飲んだ
寄せては返す波また波を
涙の終りのひと滴
雨にあじさい風にはすすき
雪の重さを撥ねのけながら
西へ傾く昨日は追うな
函館山から立待岬
川は流れてどこどこ行くの
波も荒けりゃ心も荒い
花のお江戸は幡隨院の
秋には枯れ葉が悲しく舗道に
風邪をひくなと送ってくれた
うなじの後れ毛直す手に
佐渡の荒磯の岩かげに
娘盛りを渡世にかけて
肩で風きる王将よりも
破れ単衣に三味線だけば
樹齢百年そびえる幹もちいさな
おーい船方さん船方さんよ
百も承知で男気だして
毎度みなさまおなじみの
まっかに燃えた太陽だから
男は祭りをそうさかついで
さあ眠りなさい
軒下三寸借りうけまして
髪のみだれに手をやれば
膝を枕に本を読む
小さな入江に肩よせ合って
肩に重たい振り分け荷物
幸せになるんだよ二人してきっと
ついて来いとは言わぬのに
Mary Jane on my mind
二度や三度の桃色話あって
山が富士なら男は次郎長
明日の夜は何国の誰か
おわら編み笠群から離れ
流れる雲の移り気よりも
勝つと思うな思えば負けよ
合羽からげて三度笠どこを塒
ホームを流れて行くは終列車
与作は木を切る
あたしの中の悪い子が
ヨーイショヨーイショ
俺が網を引くのはよ
風が舞うのかお龍の声か
秋に紅葉のこぼれる道を
リンゴの花びらが風に散った
この裏通りはどこまで続いて
日暮れ紅さす眉をひく
単じゃ寒いと袷を出して
一人前の男になりたい
あなたの愛したひとの名前は
苔の石段踏みしめて
夜の酒場の赤い灯が