島倉千代子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
涙あふれてはり裂けそうな胸を
あなたに送るこの手紙
この世に神様が本当にいるなら
とめる母の手振り切って
あしたになれば…それが口ぐせ
ひとつふたつみっつとせ
涙がこぼれるくらいみんなすてき
雪解け間近の北の空に向い
逢えばはかなくつらいのに
心の中に広がる海がある
あなたの帰りを待っている
目隠しした手を優しくつねり
こんな日はあの人のまねをして
女に生れ女で生きて
おまえと歩く苦労の道も
今年のアキも終りやら
天高く鳥の声大空を翔けてゆく
落ち葉のいたみ知りすぎたけど
木の芽流しの雨も止み
悲しみにたえかねて旅に
こころで好きと叫んでも
なつかしいうたを誰かが
貴方はもう忘れたかしら
向こうは凍てつくオホーツク
ふたりだけの胸にふたりだけで
ひと目で惚れてふた目でまた
いのちのかぎり 咲いたとて
僕の髪が肩までのびて
愛しすぎたら悲しいけど
小指と小指 からませて
街を歩けば気がつくでしょう
恋に傷つき生きることにつまずき
あかく咲く花青い花
夏が過ぎ風あざみ誰のあこがれ
去年のあなたの思い出が
死んでしまおうなんて
眠りそびれた真夜中
銀杏がえしに黒繻子かけて
冷たい風が吹いてきて
晴れて楽しい星空みれば
迎えにきたよと
泣きながら歩いてたような
あなたの足音が去ったその日
海は夕焼け港は小焼け
ひとに言えない悩みを抱えて
春でもないのに胸がときめく
流しの唄に聞き惚れた
ながれる涙あるかぎり
二すじに道もわかれて去り行く
朝焼け美しい街を見ると
窓に灯りがともる頃胸にかすかな
あの人があの人が
この世のいのち終わるとも
やっぱり器用に生きられないね
ボンボンボンボンボンボン
ほんきかしら好きさ大好きさ
かわいいふりしてあの子
苦労を楽しみここまで来たわ
別れましょうかそれとも耐えて
鴎が啼いてる磯浜にほのかに
あのひとと別れたら
子供のままで大きくなった
この世に男が住む限り
素肌に片袖通しただけで
涙の中に隠れてる
りんりんりんどうの
人の幸せが少し
心の庭に咲いている