岡ゆう子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
枕かわしたあの夜と
風が散らした落葉のように
一つじゃ後は見えないけれど
優しさよりも強さが欲しい
いくら真心尽くしても
髪の髪の乱れを鏡の前で
嘘も言えなきゃお世辞も言えぬ
愛につまずきさすらう身には
ひとりで来ました音信川へ
そぼ降る小雨に濡れながら
誰が私に罪だと言うの
はるか波間を海峡越えて辿る
恋も涙もこころの川に
ひとつふたつとこころの傷を
別れの旅で着るために仕立て
あきらめた筈なのに
関門海峡列車で越えて
落葉松の林の中を風が静かに
箕輪しぐれに身をよせあえば
誰かのものならなお欲しい
めでた めでたの華杯に
愛していりゃこそ憎まれ口の
たそがれせまる嬉野の宿
今宵の逢う瀬をどんなにか
人の情けに助けられ
雨が濡らした私の肩を
あなたを怨むことよりも愛した
思いつめるな涙をふきなまたの
湯上りの船宿でひとり浴衣の
歩いたこの道振り向けば
ここであんたを男にしなきゃ
別れ急かして鳴るベルに
砂に刻んだ愛の文字
破れ刺し網繕いながら
これが別れの旅ですね
風があなたの匂いをつれて
阿呆は承知であんたに賭けた
広いこの世であなたの
わが子のためなら世間を敵に
あなたの目を見てこの人と
左に時計まわしても
ふたりぼっちになったねと
夢の一文字心に抱いて
お酒におぼれ弱音を吐いて
やさしい寝顔が大好きだから
汐どきですかとおんなが訊けば
ひとりで濡れれば冷たい雨も