小柳ルミ子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
死に絶えた愛にくちびるを寄せる
ひと目だけでも逢えればいいと
愛のせいでいいじゃない
どうしてあたし人前で泣けない
そうよだましたのは私
あたしが流した涙も知らず
誰にも言わずに裏木戸をぬけて
あれは確か2年前の雨振る夜に
お久しぶりねあなたに会うなんて
泣かない約束をしたばかり
くちづけのその後であの人は
だから言ったじゃない愛しちゃ
夾竹桃の花が咲くふるさとには
雨だれがひとつぶ頬に見上げれば
せせらぐ流れにひと足早い秋
人に言われ幸せに気がついた
雪の中を黒い汽車が
あゝ雨が降ります岬町
さみしさのつれづれに
雪どけ水のせせらぐ音に
苔むす庭に遊ぶ風が
私の涙に気付きあなたが
時がたてば忘れられると誰も
瀬戸は日暮れて夕波小波
二度と会わない
春を告げる白い舗道
日ぐれてあなたは来ない
燃えて一途なはかない花が
男のくせに傷が似合う
ヤバイくらい 飲んでる
夢にうなされて闇に目覚めると
夕暮れの街角で見た淋しさは
泣かないからわかってるから
あの人を京都の街で見かけたと
あなたの純情だけで身体を
冷たくされて今は
心をさみしさ色に染めて
通りすぎたらその後に
春のなぎさをあなたとゆくの
人知れず咲いた紅い朝顔
彼と別れて来たとこなのよ
いつもよりなぜ丁寧に抱く
白い朝もや流れる
二度とできない恋をして
何千何万の螢火の海が
たとえ私を今だれが呼んでみても
愛するほどに愛されたいと
愛したこころのともし灯が
いつの間にか気がついたら
街角で泣きそうな顔をかくして
僕を愛しちゃいけないと別れ
来る夢来る人通り過ぎて行く愛
天窓をあけると 銀色の夜風が
格子戸をくぐりぬけ