南こうせつ - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
きっとあなたといつの日か
きみのきれいな胸
人知れぬぶどう畑に
あの日から好きでした
あの日の空よあの日の夢よ
妹よふすま一枚へだてて今
この街を出てゆく今は
石ころだらけのこの道を
ぼくは旅を抱いてねむるように
めぐり逢ったあの頃の激しさも
ぼくの呼び出しにきみが来る
麻の衣だけ肩に巻きつけた
なつかしいうたを誰かが
ねえドアを開けてよ帰って来た
若さにつまずいてベソをかいた
国道沿いの二階の部屋では
初めて君と旅をした列車の窓から
遥か海を越え遠き母の大地
名も知らぬ花咲く街角を
夜の沈黙の中で一人握る
初恋のように言葉にならない想い
旅をするあなたあなたは
黄金色の木の実ひとつ
いつか僕は孤独にも慣れて
飛べない鳥は眠らない
優しすぎる貴方のまなざしが
目を覚ましてみると
風に舞い上がる光の
今なんて言ったの潮風が
鳥が鳴いて川が流れて野山は今
なぜ先に逝くの私を残して
あの時も着ていた紺の
マキシーそれがお前のあだ名さ
にぎやかに歌ったコンサートは
雪が降るよやまずに昨日から
ふるえてこぼれた砂糖のように
いつもの白い郵便受けに
風の中で遊ぶ子供遠き日の
素肌に片袖通しただけで
青い青い月の夜とろり