千葉一夫 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
冷たい雨に濡れながら
鏡見るのが嫌なほど
人目忍んだはずなのに
おれの苗字を名乗ってくれと
親も無ければ塒も持たぬ
お前がいりゃこそ灯りがともる
こんなに広いこの世の中で
おまえの手紙の消印を頼りに
惚れて十年二十年俺にゃ
生まれ木更津浜風夜風遠く
笹鳴ききこえる山里に
傘にかくれて降りしく雪に
ここまで来るにはいろいろ
ひと足遅れのしあわせと
こころの嘆きを嘲笑うよに
ねじりねじり鉢巻きカッパを
夜に流れるネオン川
桜色した雨降る夜は
あてもないまま故郷へ
夢と言う字を振り出しに
明日を想えば心まで
山背がはしる海鳴りほえる
水の流れに灯りの帯が
日暮れ間近な山あいに
あなたの生命は宿せても
ふたり一緒に暮らすのはそれは
深山焦がした紅葉さえ