北島三郎 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
若さで出会えた恋もあり
あなたの肩に舞い落ちた
心変わりは憎くても
どいつもこいつもだらしのない奴
おもいでの街さまよいながら
酒の代わりに川を呑み
酒と喧嘩はならぬと意見され
一という字は男の心
かるく見るなよ命の重さ
君が泣くから松山の
あかね雲 ちぎれ雲
季節めぐれば遠い道のりは
潮が変わればにしんがもどる
叫んでごらんよ思いのたけを
運のない奴ァどこまでも
角巻の雪を払いながら
客を泣かせる流しのコツは
牙のない奴ぁ
泣いたらだめよと言われたら
新しいものすぐ古くなる
神が俺らに与えてくれた
粋でいなせで真っ直ぐで
紺の暖簾を片手で分けて
咲くも散らすも出たとこ勝負
我慢辛抱束ねて背負い
正しい者が勝たいでなるか
いつの時代もいつの世も
北斗の向こうにきみがいる
花の咲く道茨の道も
おまえを一人で 死なせるものか
勝てばいいのかただ勝だけで
男の腹には海がある
昨夜も君の夢見たよ
時代よこの道架け橋は
江戸の喧嘩はこの俺が
何かあったらすぐ飛んでくぜ
ぐいと大空つかんで背負い
どこから吹いてくる葵の風が
大森林に立ち向い
北国の町からきたよ潮風に
おやじと云う山でっかい山だ
親の意見と冷や酒は
ねんねんねんねこねんころり
笑われて教えられ
世間の風の冷たさに悔し泣きした
大地に根をはる草や木に
苦労という名の種まかなけりゃ
君と出逢った香林坊の
先を急いで歩いても道は険しく
五穀豊穣千代八千代
奥歯かみしめ男が耐える
人はいつも何かを見つめ
ころげておちて逃げるやつ
寿の…都に咲いた花はハマナス
若いうちなら傷だらけ逆らう風も
肩に二月の 雪が舞う音もたてずに
意地と度胸と愛嬌があれば
光り輝く表の顔を
川の流れと人の世は
目をとじてふり返る
伊那を背にして天竜下りゃ
義理に生きてもいのちはひとつ
涙さえ凍る北の海に住みなれた
若き時代を今ふりかえり
俺がやらなきゃ誰がやる
疾風に煽られみぞれが吹雪に
はるかなる北の空
ああ駒ヶ岳雪化粧我慢こらえて
いのち温めて酔いながら
寒いな雪の夜はこころも凍れる
親の血をひく兄弟よりも
何が不満でいじけているのか
はるかよりはるかへつづく
雨の裏町とぼとぼと
銀座柳が なびこが散ろがそれは
恋とゆう奴あどえらい奴だ
生まれたからには 死ぬまで
春には花が咲き 夏には鳥が
夢路たどれば
倖せは平凡がいい子供は多い
おまえの分だけしあわせが
裸一貫 やるぞと決めて
熱海の海岸散歩する
のぼる朝日を夷隅にうけて
なあおまえたとえ生まれは
さくらの花びら目を細め
同じ幹から分れた枝も
義理あるひとに背を向けて
帰る故郷は伊那の里
ぐずとわらわれ あほうと呼ばれ
波の瀬を北へ北へ
俺がやらなきゃ誰がやる
惚れて枕も乾かぬうちに
いつか来る春来ない春
富士を背中に東海暮らし
背中を合わせて あばよと言えば
流れる流れる青い水面に
損か得かをはかるより嘘か真で
海が嫌いで故郷捨てた
石垣の石の声松竹梅の風の声
富士を背にした東海渡世
旅行けば駿河の国に茶の香り
お控えなすって!手前
気高き山に父を見て
義理だ恩だは古いと笑う
月を見てたら逢いたくなった
手前生まれは ソーラン節の
己をすてて私欲もすてて
早く咲いたら散るのも早い
雪の降る日も雨の日も
時代は何代変われども
岩を噛む川の流れを錦に染めて
春まだ遠い北国は
花を観るより根っこが見たい
おまえが小学校にあがる頃
赤城の山に別離のなみだ
酒は辛口冷酒で肴は窓辺の
ゆうべも夢みたおまえの顔は
男は時に耐えがたき
義理と人情のしがらみに
義理と人情のしがらみに
芸の奥には亦、芸がある
どこか東京の片隅
浦賀かなたの地平線
ここでいいなら頂上だけど
故郷へ帰りたい海の向こうの
灯りも遠い 貧しい暮らしでも
やけ山の夕やけよ
啼くな夜がらす悲しい声で
寒かないかとだきよせて
受けたからには返すが人の
涙の終わりのひと滴
なんだんベアラなんだんベ
夢も破れ恋にも破れ
一緒に歩いた苦労で決まる
義理に泣かされ情に追われ
甘えてごめんねおまえしか
咲いた花だけ人は観て
雪の重さを撥ねのけながら
生きる運命の風向きが
いつかおふくろ言っていた
ひとの妻とも知らないで
風にもつれて時雨に濡れて
あなたを捨てた報いでしょうか
この世には 眼に見えない橋がある
泣きたいときにも笑わにゃならぬ
義理と人情のだんだら格子
親に貰った五尺の樹には
人は何かに打ち込むときの
母さんおふくろ母ちゃんと
国後へ国後へ帰りたいよと
人に無情のなげき節
義理と人情の男伊達
荒行千日比叡の風を受けて
生れながらの性根とやらで
天はいつでも誠を照らす
運を天から貰うには
花ならば春の初桜月なら秋の
季節はずれの一本杉で
肩で風きる王将よりも
破れ単衣に三味線だけば
初めて出逢って結ばれて
三々九度の盃は俺とおまえの
泣いて笑ってまた泣いて
ア…遠い人になってしまった
故郷を出てから早三十年
三年たてば三つだけ
あの娘いい娘だこっち向いて
のぼる朝日も つやつやつやと
形見にくれた 黒百合の
男の俺が選んだ道だ
俺は俺は男だ勝つことよりも
おとこはまつりをそうさかついで
やると決めたら俺はやる
この道の遠い何処かに
緑は地球を守ってくれる
海は荒海 日本海
流れ星北へ流れて
憧れ頼りに長い闇を潜れば
出てゆくおまえの その背に
祇園祭りの太鼓がひびく
おれがお前に会った時
深い青空真っ白な雲
流れる雲の 移り気よりも
酒がにがいと泣く女
海の碧さに惚れ込みながら
怨みつらみは 仕事で返す
汗が涙に変わるたび
お前が支えてくれるから
生まれる前のふたりはひとり
すがるお前を 叱りつけ
青いガス灯夜霧にうるむ
惚れていながら惚れて
与作は木をきるヘイヘイホー
俺が綱を引くのはよ
故郷を追われた
なにがなにしてなんとやら
傘を差し出すおまえの涙が
辛い時にも逃げてはならぬ
旅から帰る父を待ち
あの頃はその日その日を