上杉香緒里 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
あなたなぜなぜ浮世の風に
一つ越えればも一つ坂が
ほこりまみれのまねき猫
あなたを愛したひとでしょう
おけさ踊りに鬼太鼓がつらい心
男が荒野のさくらなら女は撫子
なんてあんたの背中はさ
泣いて乱れる恋よりも
母という名のゆたかな川に
一と船先に海峡こえて
頬に当たった別れの雪が
命を賭けた恋ならば
別れはしない離れない
咲けば夜風に散らされる
雨にこぼれて舞いおちる
濡れて尋ねて来てくれそうな
汽笛ばかりで沖行く船の
雪の重さをはじいて生きる
変わる季節をすすきが揺らし
白雪のこる戸隠山に
八百八橋もある街で
恋の痛手の深傷は治せないのね
ふらり入ったこの店は
恋に命は賭けられないと言えば
夜の波止場に砕ける波は
倖せさがせばなぜかしら
列車を乗り継ぐ旅路の駅に
別れてきたのと涙をふけば
あなためざしてゆっくり急ぐ
はれて夫婦の契りもせずに
右に曲ればゆき止まり