三笠優子 - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
無理やりに弱い女の運命を
しっかり見ておけ親父の顔を
負けてどうする不景気風に
肩をすぼめりゃこころが寒い
義理も人情も薄れたと
芸が結んだ夫婦のちぎり
男と女が命を重ね
津軽恋しや捨てた故郷
筏流しが 水棹にはぐれ
照るも曇るも生きるも死ぬも
撥をさばけば天下一お酒飲む
つらいだろうがはなすなこの手
勝つか負けるか勝負の読みは
この世に生まれて
いのち削って尽くしてみても
縁もゆかりもない船だって
咲く花散る花 この世のままに
一歩千金将棋の道と同じなんて
雨の屋台の三三九度で
長い旅路に疲れたからと
風は春でもヨー都会の春は
風は春でもヨー都会の春は
同じ痛みを分け合いながら
言葉はなくても目と目を見れば
花を咲かすが 人生ならば
ほどいた帯をたぐりよせ
生まれ育ちがひと目で知れる
瀬音さみしい湯の宿に
かりそめの稽古芝居謎かけて
洞海湾の若松港は裸一貫男の
雪のふとんで命を温くめ
銭が仇の 世の中だろと
ひとりで生きればつらい
意地と人情の筑前絞り
恋知りそめしこころ花
わが子が愛しい
風の音にもわが子を想う
かわいい娘を残して逝った
こんな男と一緒では
おまえの流した涙の数の
海峡飛びたつ海鳥よ
雪の海峡泣き泣き越えた
波の数ほど アァァ苦労の数が
頭にきたぜと玄関先で
苦労という字を幸せと読み
この川がどこに流れて
夫婦屋台に 身ぐるみのせて
気持新たに朝日を拝みゃ
小雨がみぞれに変わる夜は