みなみらんぼう - 歌詞一覧 - 歌詞Tube
二日酔いには酒がいいと
誰もこの道を通さないという
十九だったあの頃は君はまだ
路地裏で買った安物の
とうもろこし畑を乾いた風が
バスを降りた僕の故里夏の草に
まだ肌を刺す北風が君の
またいつか会おうねあの山に
ある朝ある町で鯨が空を
病院の廊下を歩く靴音が乾いて
雨に降られてしかたないから
夕暮れの街角で人込みに
風が激しく吹いている
遠き友を訊ねバスを降りた町は
夏はひとりぼっちに見えた
寄せては返す波の音も
春に愛が芽ばえ夏の青空に
遥か彼方の海を君は見つめて
ポケットに夏の砂が遠い海の
この道を行くだけ地図とパンと
もしもある日俺が山で死んだら
いのちが産まれた海の優しい
並木通りにある小さな画廊の
もう泣かないでさよなら